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タグリッソ錠80mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 タグリッソ錠80mg
主成分 オシメルチニブメシル酸塩
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 明るい灰みの黄赤の楕円形の錠剤、長径約14.5mm、短経約7.3mm、厚さ約5.3mm
商品画像
製薬会社 アストラゼネカ株式会社
効能 上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼを選択的に阻害し、T790M変異および活性化変異を有する腫瘍細胞の増殖能を低下させます。
通常、EGFR遺伝子変異陽性の手術不能または再発非小細胞肺癌の治療、EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺癌の術後補助療法の治療、またはEGFRチロシンキナーゼ阻害薬に抵抗性のEGFR T790M変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺疾患がある、または出たことがある。肝機能障害がある。QT間隔が延長するおそれがある、または過去にQT間隔が延長したことがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(オシメルチニブとして80mg)を1日1回服用しますが、症状により適宜減量されます。術後補助療法の場合は、服用期間は36カ月です。副作用が見られた場合は、状態により1回40mgを1日1回服用に減量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間がせまっている場合は、1回分とばし、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬により重篤な副作用があらわれることがあるので、注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください。
  • 妊娠する可能性のある女性、パートナーが妊娠する可能性がある男性は避妊してください。
  • セイヨウオトギリソウを含有する食品は薬の働きを弱める可能性がありますので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹・ざ瘡、爪の障害(爪囲炎を含む)、下痢、皮膚乾燥・湿疹、間質性肺疾患などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ、呼吸がしにくい、咳、発熱 [間質性肺疾患]
  • 動悸、めまい、ふらつき、気を失う [QT間隔延長]
  • 鼻血、あおアザができる、発熱、めまい [血小板減少、好中球減少、白血球減少、貧血]
  • 疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振 [肝機能障害]
  • 発熱、粘膜・眼・唇や口内のただれ、多発するみずぶくれ、皮ふの広い範囲が赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 呼吸困難、むくみ、体重の増加、疲れやすい [うっ血性心不全、左室駆出率低下]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の腫瘍用薬
    同じ成分の薬を探す オシメルチニブメシル酸塩
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳2,47635~39歳3,362
    40~44歳6,71540~44歳9,008
    45~49歳12,69545~49歳15,655
    50~54歳17,27250~54歳28,203
    55~59歳25,03155~59歳40,546
    60~64歳40,48360~64歳63,895
    65~69歳78,77965~69歳129,661
    70~74歳85,75070~74歳168,358
    75~79歳79,89575~79歳146,331
    80~84歳46,46380~84歳96,958
    85~89歳12,86985~89歳43,670
    90歳以上2,77390歳以上5,207