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デスモプレシン点鼻スプレー0.01%「ILS」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 デスモプレシン点鼻スプレー0.01%「ILS」
主成分 デスモプレシン酢酸塩水和物
分類名称 脳下垂体ホルモン剤
剤形 無色澄明の点鼻用スプレー剤
商品画像
製薬会社 高田製薬株式会社
効能 脳の下垂体から分泌されて、尿量を調節している抗利尿ホルモン「バソプレシン」と同じような働きをします。腎の尿細管における水の再吸収を促して尿を濃縮し、バソプレシン不足によって生じる夜尿(おねしょ)を防ぐ点鼻薬です。
通常、尿浸透圧あるいは尿比重の低下に伴う夜尿症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。高血圧、動脈硬化症、冠動脈血栓症、狭心症、下垂体前葉不全、鼻疾患(以前かかった人を含む)がある。低ナトリウム血症の患者。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、1回1噴霧(主成分として10μg)を1日1回就寝前に鼻腔内にスプレーします。効果不十分な場合は、1回2噴霧(20μg)を1日1回就寝前に増量されますが、1日最高用量は2噴霧(20μg)です。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 夕食後から翌朝までに飲む水の量は、医師の指示に従ってください。
  • 鼻炎や鼻のけがなどによってこの薬をうまく使用できないような場合には、すぐに医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、浮腫、水中毒(低ナトリウム血症)、頭痛、全身のかゆみ、鼻粘膜刺激などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身がだるい、頭痛、吐き気 [水中毒]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 使用しない時は、高温をさけて、瓶を立てた状態でにして保管してください。
  • 携帯する時には、ポケットなど、体温が直接伝わるところに入れると液漏れをおこすおそれがあるので、キャップをしてバッグなどに入れて持ち運んでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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