お薬検索

イフェクサーSRカプセル37.5mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イフェクサーSRカプセル37.5mg
主成分 ベンラファキシン塩酸塩
分類名称 精神神経用剤
剤形 淡灰色/淡紅色のカプセル剤、長径15.9mm、短径5.8mm
商品画像
製薬会社 ヴィアトリス製薬株式会社
効能 脳内に存在する神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)の再取り込みを選択的に阻害することで、シナプス間隙の神経伝達物質の濃度を高め、抗うつ作用を示します。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、腎機能障害がある。透析中である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1カプセル(ベンラファキシンとして37.5mg)を1日1回から始め、1週後より1回2カプセル(75mg)を1日1回食後に服用します。年齢・症状により1日6カプセル(225mg)を超えない範囲で適宜増減されます。増量は1週間以上の間隔をあけて行われ、1日用量として2カプセル(75mg)ずつ増量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は徐放性製剤なので、カプセルの内容物を砕いたり、すりつぶしたりせず、そのまま噛まずに服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。急に中止したり、量を減らしたりすると不都合な症状(攻撃性、軽躁、不安、激越、神経過敏、錯乱、睡眠障害など)があらわれることがあります。
  • 生活上の注意
  • 眠くなったり、めまいがしたりすることがありますので、自動車の運転などの危険を伴う機械を操作する際には十分注意してください。また、これらの症状を自覚した場合は、自動車の運転や危険をともなう機械の操作は避けてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、服用中の飲酒はひかえてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、セロトニン作用が増強されるなどのおそれがありますので、注意してください。
  • 因果関係は明らかではありませんが、病状の悪化、自殺念慮・企図(考えたり、しようとする)、他人を傷つけるなどが報告されていますので、このような兆候に気がついた場合には服用を止めないで、医師または薬剤師に相談してください。
  • 心拍数増加や血圧上昇があらわれることがあるので、脈拍数や血圧測定が行われることがあります。特に、高血圧または心疾患のある人は、これらの測定が定期的に行なわれます。
  • この薬を長期間飲む場合はコレステロール値が検査されることがあります。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、腹部不快感(腹痛、膨満、便秘など)、傾眠、浮動性めまい、口内乾燥、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不安、錯乱、発汗 [セロトニン症候群]
  • じっとして黙り込む、筋肉のこわばり、飲み込みにくい [悪性症候群]
  • 筋肉が発作的に収縮する状態 [けいれん]
  • 呼吸困難、喘鳴、血管浮腫 [アナフィラキシー]
  • 発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺疾患]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • [ご家族の方へ]自殺、興奮しやすい、攻撃的になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来すなどの行動の変化やうつ症状などの元々ある病気が悪化することがありますので、その危険性について十分に理解できるまで医師から説明を受け、患者さんの状態の変化について観察し、変化がみられた場合には医師に連絡してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 精神神経用剤
    同じ成分の薬を探す ベンラファキシン塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す ヴィアトリス製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳3,88510~14歳6,937
    15~19歳47,31515~19歳90,879
    20~24歳169,59420~24歳264,843
    25~29歳310,11525~29歳442,260
    30~34歳444,45630~34歳488,172
    35~39歳442,51835~39歳546,762
    40~44歳583,74540~44歳658,093
    45~49歳631,66845~49歳669,172
    50~54歳530,64550~54歳527,130
    55~59歳367,78255~59歳396,405
    60~64歳195,23060~64歳272,776
    65~69歳129,86065~69歳315,561
    70~74歳118,99370~74歳326,408
    75~79歳112,00175~79歳326,692
    80~84歳65,68680~84歳217,294
    85~89歳31,24685~89歳110,971
    90歳以上6,00290歳以上29,094