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ファリーダックカプセル15mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ファリーダックカプセル15mg
主成分 パノビノスタット乳酸塩
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 橙色不透明のカプセル剤、長径19.4mm、短径6.9mm
商品画像
製薬会社 ノバルティス ファーマ株式会社
効能 ヒストン脱アセチル化酵素を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑えると考えられています。
通常、再発または難治性の多発性骨髄腫の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人はパノビノスタットとして20mgを1日1回、週3回服用します。2週間服用した後、1週間休薬し、これを1サイクルとして服用を繰り返します。なお、症状により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、飲み忘れに気付いた時間がいつもの服用時間から12時間以内であれば直ぐに1回分を服用してください。12時間以上経過している場合はその日の服用は避け、次回の服用時間に1回分だけ服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品と一緒に飲むと、この薬の作用が弱くなることがあるので、避けてください。
  • めまいやふらつきが起きたり、気を失うことがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 妊娠が可能な場合、動物実験で毒性が報告されていますので、患者とそのパートナーは、この薬を服用している間および服用終了後しばらくは、避妊をするようにしてください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、疲労、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 泥状または水様の便 [下痢]
  • 過呼吸、意識障害、手指の震え [脱水症状]
  • 貧血症状、発熱、出血傾向 [骨髄抑制]
  • 腹痛、吐血、下血、黒色便 [出血]
  • 発熱、息切れ、頻脈 [感染症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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