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カロナール坐剤400

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 カロナール坐剤400
主成分 アセトアミノフェン
分類名称 解熱鎮痛消炎剤
剤形 白色~淡黄白色で紡錘形の坐剤、縦10.6mm、横31.4mm
商品画像
製薬会社 あゆみ製薬株式会社
効能 中枢神経に働きかけて解熱鎮痛効果を発揮します。また、体温調節中枢に作用して、末梢血管を拡張することにより、熱放散を増大させて熱を下げます。
通常、小児の解熱・鎮痛などに用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害がある。アスピリン喘息またはその既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、乳児、幼児および小児は1回体重1kgあたり主成分として10~15mgを直腸内に挿入します。使用間隔は4~6時間以上とし、1日総量として60mg/kgを限度とします。年齢・症状により適宜増減されますが、成人用量(主成分として1回最大用量500mg、1日最大用量1,500mg)を超えません。本剤は1個中に主成分400mgを含有します。アスピリン喘息のある人、または過去にアスピリン喘息があった人の1回の最大使用量はアセトアミノフェンとして300mgです。必ず指示されたほうほうに使用方法に従ってください。
  • 決して飲まないでください。なるべく排便後に使用してください。容器から坐剤を取り出した後、太い方から肛門内に深く挿入してください。
  • 使い忘れた場合は気がついた時点で1回使用してください。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。ただし、再使用まで4~6時間の間隔をあけてください。
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、使うのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アセトアミノフェンの過量服用により肝機能障害が起こる可能性があるので、この薬を使用している間は、アセトアミノフェンを含む他の薬(市販のかぜ薬などにも含まれていることがあります。)を服用しないでください。
  • 長期間使用する場合には、定期的に肝機能検査を行うことがあります。その場合には、指定された日時に検査を受けてください。
  • 副作用 副作用として、過敏症(発疹)、チアノーゼ(皮膚や唇、爪が青紫色~暗紫色になる)、吐き気・嘔吐、食欲不振、下痢、軟便、便意などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息苦しい、全身の発赤、蕁麻疹 [ショック、アナフィラキシー]
  • 高熱が出る、皮膚や粘膜に発疹・水疱ができる、眼が充血する [中毒性表皮壊死融解症・皮膚粘膜眼症候群・急性汎発性発疹性膿疱症]
  • 苦しさ、喘鳴(ヒューヒュー音) [喘息発作の誘発]
  • けん怠感、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎・肝機能障害・黄疸]
  • のどの痛み、発熱 [顆粒球減少症]
  • 息苦しい、咳が出る、発熱 [間質性肺炎]
  • 発熱、発疹、関節の痛み [間質性腎炎・急性腎障害]
  • 皮膚が広い範囲で赤くなる、全身性の発疹、発熱 [薬剤性過敏症症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、高温、湿気を避けて冷蔵庫など冷所で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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