お薬検索

タクロリムスカプセル5mg「JG」[自己免疫疾患用]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 タクロリムスカプセル5mg「JG」[自己免疫疾患用]
主成分 タクロリムス水和物
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 灰赤色のカプセル剤
商品画像
製薬会社 日本ジェネリック株式会社
効能 免疫に関わる血液中のT細胞の働きを阻害することで強力な免疫抑制作用を示し、自己免疫疾患の症状を抑えます。
通常、潰瘍性大腸炎の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、感染症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は初期には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.025mgを1日2回朝食後と夕食後に服用し、以後血中濃度に応じて服用量が調節されますが、1日最高服用量は体重1kgあたり0.3mgとまでとされています。本剤は1カプセル中にタクロリムスを5mg含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがあります。まめに手を洗ったり、うがい、歯みがきをして清潔に心がけてください。
  • グレープフルーツジュース、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有健康食品はこの薬の作用を強めたり弱めたりして、効果に影響を及ぼすことが知られていますので、摂取は控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、はきけ、手足の震え、頭痛、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿量減少、全身の著明なむくみ、呼吸困難 [急性腎障害、ネフローゼ症候群]
  • 息苦しさ、胸の痛み、むくみ [心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留、心筋障害]
  • けいれん、意識障害、言語障害 [可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、血尿 [血栓性微小血管障害]
  • 発熱、紅斑、眼球粘膜の充血 [皮膚粘膜眼症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 他に分類されない代謝性医薬品
    同じ成分の薬を探す タクロリムス水和物
    同じ製薬会社の薬を探す 日本ジェネリック株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。