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カンデサルタン錠2mg「YD」[心不全]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 カンデサルタン錠2mg「YD」[心不全]
主成分 カンデサルタン シレキセチル
分類名称 血圧降下剤
剤形 白色~帯黄白色の錠剤、直径約5.5mm、厚さ約2.1mm
商品画像
製薬会社 株式会社陽進堂
効能 血管を収縮して血圧を上げたり、心不全を悪化させたりする体内の物質であるアンジオテンシンIIの受容体に拮抗し、心不全の予後を改善します。
通常、軽症~中等症の慢性心不全の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血中カリウム濃度が高い、手術前、血液透析をしている、減塩療法中、血中ナトリウム濃度が低い、心臓疾患、腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1日1回2錠(主成分として4mg)から服用を開始します。必要に応じて1日1回4錠(8mg)まで増量されます。なお、少量より服用を開始する必要がある患者では、1日1回1錠(2mg)から服用が開始されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気が付いたときに1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間まで8時間以上あけるようにしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 血圧が下がりすぎることにより、めまい、ふらつきがあらわれることがありますので、高所での作業、車の運転など危険をともなう機械の操作などには十分注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、めまい、ふらつき、立ちくらみ、動悸、ほてり、頭痛、頭重感、不眠、眠気、しびれ感、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、みぞおちの痛み、貧血、倦怠感、脱力感、浮腫、咳などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 顔・舌・のどが腫れる、息苦しい [血管浮腫]
  • 冷たく感じる、吐く、意識がなくなる [ショック、失神、意識消失]
  • 尿量が減る、顔や手足がむくむ、熱が出る [急性腎不全]
  • 手足や唇がしびれる、筋力がおとろえる [高カリウム血症]
  • 皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振 [肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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