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カナグル錠100mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 カナグル錠100mg
主成分 カナグリフロジン水和物
分類名称 糖尿病用剤
剤形 うすい黄色の錠剤、直径7.6mm、厚さ3.4mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 腎臓で糖を再吸収する役割を持つたんぱく質(SGLT2)を阻害し、血中に過剰に存在する糖を尿中へ排せつすることで血糖値を下げます。また、血液をろ過する糸球体内の圧力を下げるなど、その他さまざまな作用によって、腎臓の機能低下を抑制します。
通常、2型糖尿病、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、感染症、手術前後、外傷がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(カナグリフロジンとして100mg)を1日1回朝食前または朝食後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 低血糖症状を起こすことがありますので、高所での作業や車の運転など危険を伴う機械の操作には注意してください。
  • 脱水の症状があらわれることがありますので、水分補給を心がけてください。
  • 高血糖でなくてもケトアシドーシスをおこすことがありますので、ケトアシドーシスの症状を感じたらすぐに医師の診療を受けてください。
  • 医師の指示を守って定期的に血液検査を受けてください。
  • 低血糖症状(お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下)があらわれた場合は、通常は糖質を含む食品や砂糖をとってください。α-グルコシダーゼ阻害薬(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)を併用している場合は、ブドウ糖をとってください。
  • 低血糖についての注意は家族の方にも知らせておいてください。
  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 副作用 主な副作用として、低血糖症、頻尿、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 冷汗が出る、お腹がすく、手足のふるえ [低血糖]
  • のどが渇く、からだがだるい、めまい [脱水]
  • 吐き気・嘔吐、深く大きい呼吸、意識・判断力の低下 [ケトアシドーシス]
  • 寒気、発熱、脇腹・背部の痛み [腎盂腎炎、敗血症]
  • 発熱、陰部の腫脹・疼痛・発赤 [陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 糖尿病用剤
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳10,21615~19歳6,683
    20~24歳42,72620~24歳27,118
    25~29歳113,74525~29歳64,763
    30~34歳299,97330~34歳132,466
    35~39歳594,03535~39歳261,382
    40~44歳1,460,60440~44歳546,918
    45~49歳2,544,48645~49歳974,988
    50~54歳3,076,92950~54歳1,314,069
    55~59歳3,295,12555~59歳1,612,428
    60~64歳3,318,51260~64歳1,805,419
    65~69歳3,706,63965~69歳2,353,403
    70~74歳2,778,61270~74歳1,946,228
    75~79歳1,663,65975~79歳1,263,548
    80~84歳842,57080~84歳674,803
    85~89歳283,65485~89歳275,468
    90歳以上54,81890歳以上96,771