お薬検索

スーグラ錠50mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 スーグラ錠50mg
主成分 イプラグリフロジンL-プロリン
分類名称 糖尿病用剤
剤形 淡紫色の錠剤、直径約8.6mm、厚さ約3.9mm
商品画像
製薬会社 アステラス製薬株式会社
効能 腎臓で糖を再吸収するSGLT2を阻害することで、過剰な糖を尿と一緒に排出させて血糖値を下げます。
通常、1型糖尿病および2型糖尿病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス(吐き気、甘酸っぱいにおいの息、深く大きい呼吸)、糖尿病性の昏睡または前昏睡、感染症、手術前後、外傷がある、脳下垂体機能異常、副腎機能異常、栄養状態が悪い、著しくやせている、飢餓状態、食事が不規則、十分な食事を摂取していない、衰弱している、激しい筋肉運動をしている、飲酒量が多い、尿路感染、性器感染がある。腎機能障害がある、透析中。肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 2型糖尿病:通常、成人は1回1錠(イプラグリフロジンとして50mg)を1日1回朝食前または朝食後に服用します。効果が不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1日1回2錠(100mg)まで増量されることがあります。
    1型糖尿病:通常、成人はインスリン製剤との併用において、1回1錠(イプラグリフロジンとして50mg)を1日1回朝食前または朝食後に服用します。効果が不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1日1回2錠(100mg)まで増量されることがあります。
    いずれの場合も、重い肝機能障害があると低用量から服用する場合があります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、忘れた分を服用せずに、1回とばして翌日の朝に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 低血糖症状を起こすことがありますので、高所での作業や自動車の運転などの危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
  • 低血糖症状があらわれた場合は、糖質を含む食品やジュースをとってください。
    α-グルコシダーゼ阻害剤(糖分の吸収を遅らせる薬)と同時に服用中の方に、低血糖症状があらわれた場合はブドウ糖をとってください。
  • 血糖値が正常に近くてもケトーシスを起こすことがあります。特に1型糖尿病、インスリン製剤の減量や中止、過度な糖質摂取の制限、十分な食事がとれない、感染症、脱水症状がある場合はケトアシドーシスを起こしやすいので、注意してください。1型糖尿病の方は、インスリン注射を中断しないでください。
  • 脱水症状を起こすことがありますので、多めに水分をとってください。自分の判断で水分摂取を止めたり、水分量を減らさないようにしましょう。
  • 下痢・嘔吐を繰り返したり、食欲不振で食事や水分がとれないことが続くような場合には、服薬を中止してください。
  • 副作用 主な副作用として、頻尿、多尿、便秘、口渇、体重減少、膀胱炎、陰部そう痒症(かゆみ)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • ふらつき、脱力感、発汗、空腹感、手足の震え [低血糖]
  • 寒気、発熱、脇腹の痛み、背部痛、腰痛、陰部の赤みや腫れ・痛み [腎盂腎炎、外陰部および会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症]
  • のどの渇き・口の渇き、尿の量が多い、めまい・ふらつき [脱水]
  • 吐き気・嘔吐、食欲がない、腹痛、過度な口の渇き、倦怠感 [ケトアシドーシス]
  • 顔面蒼白、冷汗、立ちくらみ [ショック、アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 糖尿病用剤
    同じ成分の薬を探す イプラグリフロジンL-プロリン
    同じ製薬会社の薬を探す アステラス製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳1,33310~14歳0
    15~19歳10,78415~19歳10,031
    20~24歳52,87620~24歳39,305
    25~29歳147,30025~29歳88,643
    30~34歳371,01930~34歳171,036
    35~39歳782,77735~39歳328,482
    40~44歳1,909,31940~44歳762,516
    45~49歳3,448,86145~49歳1,326,536
    50~54歳4,303,39350~54歳1,770,814
    55~59歳4,576,55155~59歳2,248,069
    60~64歳4,523,35460~64歳2,607,955
    65~69歳4,925,59265~69歳3,178,831
    70~74歳3,587,87570~74歳2,602,124
    75~79歳2,199,13875~79歳1,715,051
    80~84歳1,128,38180~84歳924,797
    85~89歳398,65085~89歳398,321
    90歳以上85,06690歳以上145,512