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バラシクロビル粒状錠500mg「モチダ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 バラシクロビル粒状錠500mg「モチダ」
主成分 バラシクロビル塩酸塩
分類名称 抗ウイルス剤
剤形 白色~微黄白色の小型錠、直径約3.2mm、厚さ約3.3mm
商品画像
製薬会社 持田製薬株式会社
効能 単純ヘルペスウイルスおよび水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える薬です。
通常、単純疱疹、帯状疱疹、水痘の治療や、造血幹細胞移植の際の単純疱疹の発症、性器ヘルペスの再発抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。免疫機能が低下している(悪性腫瘍、自己免疫性疾患など)。脱水症状をおこしやすい(高齢者、水痘にかかっているなど)。腎障害がある、あるいは透析を受けている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • [成人]
    単純疱疹:通常、成人は1回1包(バラシクロビルとして500mg)を1日2回服用します。
    造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:通常、成人は1回1包(500mg)を1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで服用します。
    帯状疱疹:通常、成人は1回2包(1,000mg)を1日3回服用します。
    水痘:通常、成人は1回2包(1,000mg)を1日3回服用します。
    性器ヘルペスの再発抑制:通常、成人は1回1包(500mg)を1日1回服用します。症状により服用量や服用回数が異なる場合があります。
    [小児]
    単純疱疹:通常、体重40kg以上の小児は1回1包(バラシクロビルとして500mg)を1日2回服用します。
    造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:通常、体重40kg以上の小児は1回1包(500mg)を1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで服用します。
    帯状疱疹:通常、体重40kg以上の小児は1回2包(1,000mg)を1日3回服用します。
    水痘:通常、体重40kg以上の小児は1回2包(1,000mg)を1日3回服用します。
    性器ヘルペスの再発抑制:通常、体重40kg以上の小児は1回1包(500mg)を1日1回服用します。症状により服用量や服用回数が異なる場合があります。
    いずれの場合も、基礎疾患により服用量や服用回数が異なる場合があります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 開封するときは、切り口を上にして静かに開けてください(中の薬が飛び散らないように注意してください)。
  • 本剤は手に移さないで直接袋から口に入れ、かまずに飲んでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点ですぐに1回分を服用してください。ただし、次に服用する時間が近い場合は服用しないで、その後は指示された時間から服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。また、指示どおりに飲み続けても症状が改善しなかったり悪化したりした場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 生活上の注意
  • 服薬中は普段より多めに水分をとってください。特に脱水症状をおこしやすい方(腎障害のある方、高齢者、水痘にかかっているなど)では、本剤の血中濃度が高く持続すると副作用があらわれやすくなるため、水分の補給を十分に行ってください。ただし、水分制限を指導されている方は医師または薬剤師に相談してください。
  • 本剤により、意識がうすれたり、判断力が低下することがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作をする時は、十分注意をしてください。なお、腎障害のある方は、特に意識障害などがあらわれやすいので、医師から控えるように指示されている場合には危険を伴う機械の操作を避けてください。
  • 腎障害のある方や高齢者は、特に精神神経症状や腎機能障害があらわれやすいので、症状があらわれた場合は、使用を中止し、すぐに医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、腹痛、下痢、腹部不快感、吐き気、頭痛、腎障害、過敏症(発疹、蕁麻疹、かゆみ、光線過敏症)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、血管性浮腫(まぶた、唇の腫れなど)、全身のかゆみを伴った発赤、動悸 [アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、出血しやすい、全身けん怠感 [汎血球減少、無顆粒球症などの血液障害]
  • 尿量減少、むくみ、発熱、発疹、関節の痛み [急性腎障害、尿細管間質性腎炎]
  • 意識がうすれる、幻覚、痙攣 [精神神経症状]
  • 発熱、眼球結膜の充血、口腔粘膜などの痛みを伴った粘膜疹 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗ウイルス剤
    同じ成分の薬を探す バラシクロビル塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 持田製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳5,0595~9歳4,652
    10~14歳20,80010~14歳20,149
    15~19歳17,82115~19歳21,521
    20~24歳18,08820~24歳37,508
    25~29歳24,21425~29歳49,315
    30~34歳26,29430~34歳58,153
    35~39歳34,12635~39歳59,118
    40~44歳38,05740~44歳66,985
    45~49歳38,61945~49歳69,497
    50~54歳34,83850~54歳66,288
    55~59歳36,08755~59歳63,232
    60~64歳39,13660~64歳59,776
    65~69歳48,13465~69歳79,752
    70~74歳46,95070~74歳70,911
    75~79歳39,43475~79歳66,306
    80~84歳23,56380~84歳47,324
    85~89歳12,90385~89歳29,893
    90歳以上4,42890歳以上16,769