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ドネペジル塩酸塩OD錠10mg「日医工」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ドネペジル塩酸塩OD錠10mg「日医工」
主成分 ドネペジル塩酸塩
分類名称 その他の中枢神経系用薬
剤形 淡赤色の錠剤、直径8.5mm、厚さ3.5mm
商品画像
製薬会社 日医工株式会社
効能 脳内の神経伝達物質を分解する酵素を可逆的に阻害し、脳内アセチルコリン量を増加させ、記憶障害など認知症の症状が進むのを遅らせます。
通常、アルツハイマー型認知症およびレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制:通常、成人には1回主成分として3mgを1日1回服用させることから開始し、1~2週間後から1日1回5mgに増量されます。さらに病状が高度に進行した場合には1日1回5mgを4週間以上服用させた後、1日1回1錠(10mg)に増量されますが、症状により適宜減量されます。
    レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制:通常、成人には1回主成分として3mgを1日1回服用させることから開始し、1~2週間後から1日1回5mgに増量されます。1日1回5mgを4週間以上服用させた後、1日1回1錠(10mg)に増量されますが、症状により1日1回5mgまで減量されます。
    本剤は1錠中に主成分10mgを含有します。いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 1日1回1錠(10mg)に増量された場合は、消化器系の副作用に注意してください。
  • この薬は水と一緒でなくても飲めるタイプの薬です。舌の上でだ液を含ませ軽くつぶしてから、だ液と一緒に飲ませてください。普通の薬と同じように、コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲ませることもできます。ただし、寝たままの状態では、水なしでは飲ませないでください。
  • 飲ませ忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲ませてください。ただし、次に飲ませるべき時間が近い場合は、飲ませ忘れた分は飲ませないで1回分を飛ばし、次に飲ませる時間に1回分を飲ませてください。絶対に2回分を一度に飲ませてはいけません。
  • 誤って多く飲ませた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲ませるのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アルツハイマー型認知症およびレビー小体型認知症では、自動車の運転などの機械操作能力が低下する可能性があります。また、本剤により、意識障害、めまい、眠気などがあらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作をさせないようにしてください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 失神、徐脈、呼吸困難 [QT延長、心室頻拍、心室細動、洞不全症候群、洞停止、高度徐脈、心ブロック、失神]
  • 急激な前胸部の圧迫感、狭心痛、冷汗 [心筋梗塞、心不全]
  • 腹痛、黒色便、吐血 [消化性潰瘍、十二指腸潰瘍穿孔、消化管出血]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 全身または局所の筋肉の突っ張りや震え、頭痛、吐き気 [脳性発作、脳出血、脳血管障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の中枢神経系用薬
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    同じ製薬会社の薬を探す 日医工株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳2,26055~59歳2,869
    60~64歳5,38260~64歳6,856
    65~69歳14,28665~69歳22,469
    70~74歳37,43670~74歳60,036
    75~79歳101,19575~79歳172,359
    80~84歳157,92980~84歳348,122
    85~89歳139,14585~89歳456,531
    90歳以上65,45290歳以上310,810