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イーフェンバッカル錠200μg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イーフェンバッカル錠200μg
主成分 フェンタニルクエン酸塩
分類名称 合成麻薬
剤形 白色の錠剤、直径8.0mm
商品画像
製薬会社 大鵬薬品工業株式会社
効能 オピオイド受容体に親和性を示し、速やかに強力な鎮痛作用を示します。
通常、強オピオイド鎮痛剤を定時服用中の方において、一時的にあらわれる強い痛み(突出痛)の緩和に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。慢性肺疾患などの呼吸機能障害、喘息、徐脈性不整脈、肝・腎機能障害、脳の器質的障害(意識障害・昏睡、脳腫瘍など)、口内炎・口腔内出血・口腔粘膜欠損がある。薬物依存の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1回の突出痛に対して、フェンタニルとして50μgまたは100μgを開始用量とし、上顎臼歯の歯茎と頬の間に置き、溶解させます。医師が一段階ずつ適宜調節し、至適用量(50~800μg)を決めます。用量調節期に1回50~600μgのいずれかの用量で痛みが和らがない場合、30分以降に1回だけ同一用量までの本剤を追加使用できます。至適用量決定後は、通常、成人は、1回の突出痛に対して、至適用量が使用されます。1回最高用量は800μgまでとされています。前回の使用から4時以上使用間隔をあけ、1日あたり4回以下の突出痛に使用できます。本剤は1錠中にフェンタニル200μgを含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • この薬は、なるべく左右の交互に置いてください。飲み込む薬ではありません。
  • 口内乾燥がみられる時は、少量の水で口内を湿らせた後に置いても構いません。
  • 割ったり、なめたり、噛んだり、最初から飲み込んだりしないでください。
  • 使用後30分経っても一部が口内に残っている時は、水で飲み込んでも構いません。
  • この薬は、吸湿性があるので、使用直前に開封してください。
  • 開封したときに錠剤が割れたり、欠けたりしているときは、その薬は使用しないでください。
  • 口から出してしまった薬は、放置せず、多量の水で洗い流すなど安全に処分してください。(病院内の場合は医療スタッフにご相談ください。)
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 呼吸抑制や意識障害などの症状があらわれた場合は、ただちに医師に相談してください。
  • 眠気、めまいが起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 飲酒により薬の作用が強くあらわれるため、呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、鎮静または昏睡が起こることがありますので、使用中の飲酒は控えてください。
  • 食べ物や飲み物の種類によっては薬の働きが影響を受けることがあります。グレープフルーツジュースにより薬の働きが強まるおそれがあるので、治療中には飲まないでください。
  • 口内炎・口腔内出血・口腔粘膜欠損がみられた場合は、副作用があらわれやすくなるおそれがあるので、担当の医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、眠気、傾眠、吐き気、嘔吐、浮動性めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • この薬の使用を中止しようとしてもやめられずに使用を続けたくなる [依存症]
  • 呼吸が浅く速くなり、呼吸をしにくい [呼吸抑制]
  • 意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力が低下する [意識障害]
  • 息苦しい、蕁麻疹、意識がもうろうとする [ショック、アナフィラキシー]
  • けいれん [痙攣]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児、ペットの手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • この薬を使用するまでは包装を開けずに保管してください。
  • 他人にこの薬を渡すことは絶対にしないでください。
  • 薬がいらなくなった場合は病院または薬局に返却してください。返却については薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 合成麻薬
    同じ成分の薬を探す フェンタニルクエン酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 大鵬薬品工業株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳5,34235~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳2,389
    55~59歳055~59歳0
    60~64歳2,09760~64歳0
    65~69歳065~69歳0
    70~74歳070~74歳0
    75~79歳075~79歳0
    80~84歳080~84歳0
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0