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ペンタサ坐剤1g

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ペンタサ坐剤1g
主成分 メサラジン
分類名称 その他の消化器官用薬
剤形 白色~淡黄褐色、表面に斑点がある楕円形の坐剤、長径約25mm、短径約11mm、厚さ約9mm
商品画像
製薬会社 杏林製薬株式会社
効能 炎症に関連する細胞から出る活性化された酸素を消去し、炎症に関連した生理機能を示す物質(ロイコトリエン)を作り出すことを抑制することにより、炎症が広がったり、組織が障害されたりすることを抑制し、腹痛、血便などを改善します。
通常、潰瘍性大腸炎(重症を除く)に用いられますが、患部が直腸以外にある場合には効果が期待できません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1日1個(主成分として1g)を直腸内に挿入します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 直腸への挿入を忘れた場合は気がついたときに1回分を使用してください。ただし、次の通常使用する時間が近い場合には使用しないで、次の通常の使用時間に1回分を使用してください。2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、使用を止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 副作用を確認するため、使用期間中に腎臓や肝臓の働きや血液検査をすることがあります。
  • 副作用 副作用として、発疹、じんましん、紅斑、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、頭痛、肛門の痛みなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、息苦しい、咳 [間質性肺疾患]
  • 発熱、息苦しい、胸の痛み [心筋炎、心膜炎、胸膜炎]
  • むくみ、尿量が減る、体がだるい [間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎機能低下、急性腎不全]
  • 出血しやすい/止まりにくい、あおあざができる、発熱 [再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症]
  • 皮膚・白目が黄色くなる、吐き気・嘔吐、尿の色が濃くなる [肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 激しい上腹部または腰背部の痛み、吐き気・嘔吐、体重が減る [膵炎]
  • 高熱(38℃以上)、目の充血、皮膚の広い範囲が赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 皮膚の広い範囲が赤くなる、高熱(38℃以上)、のどの痛み [薬剤性過敏症症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 開封するとわずかに着色することがありますので、開封後は速やかに使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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