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インライタ錠1mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 インライタ錠1mg
主成分 アキシチニブ
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 赤色の錠剤、長径8.6mm、短径4.3mm、厚さ2.8mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 血管内皮増殖因子受容体(VEGFR-1、-2および-3)を選択的に阻害することにより、血管の新生を阻害し、腫瘍の増殖および転移を抑制して抗腫瘍効果を示します。
通常、根治切除不能または転移性の腎細胞癌の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。高血圧症、甲状腺機能障害、血栓塞栓症またはその既往歴、脳転移がある。外科的処置後、創傷が治癒していない。肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回5錠(主成分として5mg)を1日2回服用します。状態により適宜増減されることがありますが、1回10錠(10mg)1日2回を超えません。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、次の予定服用時刻の3時間前までに服用するか、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 高血圧があらわれることがありますので、定期的に血圧測定が行われます。
  • 甲状腺機能が低下したり亢進したり、血栓が出来やすくなったり、蛋白尿があらわれることがありますので、この薬を使用する前と使用中は定期的に甲状腺機能の検査、血液検査、尿検査が行われます。
  • 手足症候群があらわれることがあります。皮膚症状(手のひらや足の裏の感覚が鈍くなったり過敏になる、手足の皮膚の赤み、水ぶくれ、ただれ)があらわれた場合は、医師に連絡してください。
  • 肝機能障害があらわれることがありますので、定期的に肝機能検査が行われます。
  • 妊娠可能な女性は、この薬を使用している間および使用終了後一定期間は適切な避妊をするようにしてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、この薬の作用を弱めることがありますので、避けてください。
  • グレープフルーツジュースは、この薬の作用を強めることがありますので、避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、高血圧、疲労、手足症候群(手のひらや足の裏の感覚が鈍くなったり過敏になる、手足の皮膚の赤み、水ぶくれ、ただれ)、発声障害、吐き気、食欲減退、甲状腺機能低下症(寒がり、顔全体のむくみ、けん怠感、動作やしゃべり方が遅いなど)、口内炎、発疹、粘膜の炎症、体重減少、嘔吐、無力症、味覚異常、かゆみ、関節痛、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 頭痛、めまい、急激な血圧の上昇 [高血圧、高血圧クリーゼ]
  • 突然の腹痛、突然の胸の痛み、突然の背中の痛み [動脈解離]
  • 発汗減少、徐脈、皮膚乾燥、発汗、頻脈 [甲状腺機能障害]
  • 鼻血、血尿、便が黒くなる [出血]
  • 吐き気、嘔吐、激しい腹痛 [消化管穿孔、瘻孔形成]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の腫瘍用薬
    同じ成分の薬を探す アキシチニブ
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳1,25230~34歳2,178
    35~39歳2,87835~39歳0
    40~44歳5,75240~44歳1,692
    45~49歳20,03545~49歳16,070
    50~54歳49,70450~54歳11,491
    55~59歳51,03855~59歳19,221
    60~64歳89,51860~64歳25,020
    65~69歳170,46665~69歳66,336
    70~74歳191,12270~74歳65,196
    75~79歳133,57975~79歳65,383
    80~84歳106,02080~84歳37,069
    85~89歳27,78985~89歳11,465
    90歳以上6,30290歳以上2,960