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パロキセチン錠20mg「AA」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 パロキセチン錠20mg「AA」
主成分 パロキセチン塩酸塩水和物
分類名称 精神神経用剤
剤形 帯紅白色の錠剤、直径約8.1mm、厚さ約4.8mm
商品画像
製薬会社 あすか製薬株式会社
効能 脳内のセロトニン取り込みを阻害することにより、憂うつな気持ち、不安、いらいら感、やる気がなくなるなどの症状を和らげます。
通常、うつ病・うつ状態、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。躁うつ病、自殺念慮または自殺企図の既往、自殺念慮がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • うつ病・うつ状態:通常、成人はパロキセチンとして1回20~40mgを1日1回夕食後に服用します。1回10~20mgから服用を始め、原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量されますが、症状により1日40mgを超えない範囲で適宜増減されます。
    パニック障害:通常、成人はパロキセチンとして1回30mgを1日1回夕食後に服用します。1回10mgから服用を始め、原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量されますが、症状により1日30mgを超えない範囲で適宜増減されます。
    強迫性障害:通常、成人はパロキセチンとして1回40mgを1日1回夕食後に服用します。1回20mgから服用を始め、原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量されますが、症状により1日50mgを超えない範囲で適宜増減されます。
    社会不安障害:通常、成人はパロキセチンとして1回20mgを1日1回夕食後に服用します。1回10mgから服用を始め、原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量されますが、症状により1日40mgを超えない範囲で適宜増減されます。
    外傷後ストレス障害:通常、成人はパロキセチンとして1回20mgを1日1回夕食後に服用します。1回10~20mgから服用を始め、原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量されますが、症状により1日40mgを超えない範囲で適宜増減されます。
    本剤は1錠中にパロキセチンとして20mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 効果が現れるのに通常2週間前後かかります。効果が現れても服用を続ける必要があります。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飲み忘れた分は飲まずに、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。突然服用をやめたり、薬の量を減らすと、めまい、睡眠障害、不安、発汗など耐えられない症状があらわれることがあるので、絶対に避けてください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、めまいなどが起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する時は十分注意してください。
  • アルコールは薬の作用を強めるおそれがありますので、服用中は飲酒を避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は薬の作用を強めるおそれがあるので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、倦怠感、眠気、めまい、頭痛、吐き気、便秘、食欲不振、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不安、興奮、汗をかく [セロトニン症候群]
  • 急激な発熱、筋肉のこわばり、手足の震え [悪性症候群]
  • 考えがまとまらない、実際にはないものが見えたり聞こえたりするように感じる、意識が乱れる [錯乱、幻覚、せん妄、痙攣]
  • 高熱、皮膚の広い範囲が赤くなる、眼の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • けいれん、意識の低下、頭痛 [抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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