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ガバペンシロップ5%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ガバペンシロップ5%
主成分 ガバペンチン
分類名称 抗てんかん剤
剤形 無色~微黄色澄明のシロップ剤
商品画像
製薬会社 富士製薬工業株式会社
効能 興奮性神経系の前シナプスでカルシウムの流入を抑制し、神経伝達物質の遊離を抑え、また、脳内GABA量を増加させ、GABA神経機能を維持・増強させるという2種の働きで、抗けいれん作用を示します。
通常、他の薬と併用して、てんかんの部分発作の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 成人および13歳以上の小児:通常、初日1日12mL(主成分として600mg)、2日目1日24mL(1,200mg)をそれぞれ1日3回に分けて服用します。3日目以降は維持量として、1日24~36mL(1,200~1,800mg)を1日3回に分けて服用します。腎臓に障害がある成人は、服用量と服用回数が調節されます。なお、症状により適宜増減されますが、1日最高服用量は48mL(2,400mg)までです。
    3~12歳の幼児および小児
    :通常、初日1日0.2mL/kg(主成分として10mg/kg)、2日目1日0.4mL/kg(20mg/kg)をそれぞれ1日3回に分けて服用します。3日目以降は維持量として、3~4歳の幼児は1日0.8mL/kg(40mg/kg)、5~12歳の幼児および小児は1日0.5~0.7mL/kg(25~35mg/kg)を1日3回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、1日最高服用量は1mL/kg(50mg/kg)までです。なお、いずれの時期においても、成人および13歳以上の小児での服用量を超えません。
    本剤は1mL中に主成分50mgを含有します。他の抗てんかん薬と併用されます。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を服用してください。前回の服用時間から次の服用時間までの間隔が12時間を超えないようにしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などが低下することがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作などは避けてください。
  • 体重増加を来すことがあるので、肥満の徴候があらわれた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、眠気、めまい、頭痛、複視、けん怠感、けいれん、食欲が異常に増す、よだれが増える、発疹、感情不安定、便秘、嘔吐、尿失禁などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿量減少、手足や顔のむくみ、けん怠感 [急性腎不全]
  • 高熱、皮膚が赤くなる、口内炎 [皮膚粘膜眼症候群]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]
  • 顔面・舌・口唇・のどなどの腫れ(血管性浮腫)、呼吸困難、じんましん [アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて2~8℃で保管してください。
  • 残った薬は飲まずに廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗てんかん剤
    同じ成分の薬を探す ガバペンチン
    同じ製薬会社の薬を探す 富士製薬工業株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳19,4250~4歳14,788
    5~9歳12,6995~9歳34,901
    10~14歳61,93010~14歳62,126
    15~19歳40,10615~19歳28,890
    20~24歳28,98220~24歳51,220
    25~29歳13,17325~29歳1,760
    30~34歳27,38830~34歳21,336
    35~39歳035~39歳3,838
    40~44歳21,45640~44歳25,446
    45~49歳4,44045~49歳4,524
    50~54歳10,64450~54歳15,672
    55~59歳4,14055~59歳6,270
    60~64歳7,76360~64歳3,478
    65~69歳9,47265~69歳0
    70~74歳19,98670~74歳3,704
    75~79歳6,12275~79歳13,924
    80~84歳3,56880~84歳15,464
    85~89歳14,46085~89歳9,719
    90歳以上6,80690歳以上14,004