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ネキシウムカプセル10mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ネキシウムカプセル10mg
主成分 エソメプラゾールマグネシウム水和物
分類名称 消化性潰瘍用剤
剤形 灰紫色/うすい黄色のカプセル剤、長径11.40mm、短径4.90mm
商品画像
製薬会社 アストラゼネカ株式会社
効能 胃酸分泌の最終過程であるプロトンポンプに作用し、胃酸分泌を抑制します。また、胃酸分泌を抑制し胃内のpHを上昇させることにより、抗菌薬の抗菌作用を高めます。
通常、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制に用いられます。また、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃マルトリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に、他の2種の抗菌剤と一緒に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群:通常、成人は1回2カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの服用とされています。
    通常、1歳以上の幼児および小児は、体重20kg未満では1回1カプセル(10mg)を、体重20kg以上では症状に応じて1回1~2カプセル(10~20mg)を1日1回服用します。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの服用とされています。
    逆流性食道炎:通常、成人は1回2カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。なお、通常、8週間までの服用とされています。さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法では、1回1~2カプセル(10~20mg)を1日1回服用します。
    通常、1歳以上の幼児および小児は、体重20kg未満では1回1カプセル(10mg)を、体重20kg以上では症状に応じて1回1~2カプセル(10~20mg)を1日1回服用します。なお、通常、8週間までの服用とされています。
    非びらん性胃食道逆流症:通常、成人は1回1カプセル(エソメプラゾールとして10mg)を1日1回服用します。なお、通常、4週間までの服用とされています。
    通常、1歳以上の幼児および小児は1回1カプセル(10mg)を1日1回服用します。なお、通常、4週間までの服用とされています。
    非ステロイド性抗炎症薬・低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制:通常、成人は1回2カプセル(エソメプラゾールとして20mg)を1日1回服用します。
    ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:通常、成人は1回2カプセル(エソメプラゾールとして20mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)およびクラリスロマイシン200~400mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    上記の除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人は1回2カプセル(20mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)およびメトロニダゾール250mgの3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間がせまっている場合は、1回分とばし、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • セイヨウオトギリソウを含有する食品は薬の働きを弱める可能性がありますので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、肝機能異常、びらん性胃炎、腹部膨満、胃ポリープ、貧血、腹痛、光線過敏性反応、発疹、軟便、味覚異常などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、蕁麻疹、顔・くちびる・舌などがはれる [ショック、アナフィラキシー]
  • 体がだるい、発熱、鼻血・皮下出血 [汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少]
  • 吐き気や嘔吐、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全]
  • 発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 発熱、咳、息切れ [間質性肺炎]
  • 発熱、発疹、関節の痛み [間質性腎炎]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ、赤褐色尿 [横紋筋融解症]
  • 吐き気や嘔吐、けいれん、頭痛、意識障害 [低ナトリウム血症]
  • 意識が乱れ正常な思考ができなくなる、考えがまとまらない、幻覚 [錯乱状態]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳6,5810~4歳4,136
    5~9歳15,8125~9歳12,154
    10~14歳36,60610~14歳41,670
    15~19歳77,52915~19歳98,205
    20~24歳140,86520~24歳200,161
    25~29歳247,37725~29歳356,171
    30~34歳440,36830~34歳527,435
    35~39歳739,03635~39歳852,833
    40~44歳1,457,85040~44歳1,443,106
    45~49歳2,395,74845~49歳2,148,802
    50~54歳3,245,63250~54歳2,763,621
    55~59歳4,460,34255~59歳3,598,099
    60~64歳6,013,74560~64歳5,117,147
    65~69歳9,339,63365~69歳8,992,384
    70~74歳10,402,75970~74歳11,864,064
    75~79歳10,969,09075~79歳15,268,441
    80~84歳8,634,70380~84歳14,476,214
    85~89歳5,075,17785~89歳10,667,624
    90歳以上2,038,32890歳以上6,348,762