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レミニール錠12mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 レミニール錠12mg
主成分 ガランタミン臭化水素酸塩
分類名称 その他の中枢神経系用薬
剤形 白色~淡黄色の錠剤、直径8mm、厚さ3.6mm
商品画像
製薬会社 ヤンセン ファーマ株式会社
効能 脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの分解酵素の働きを抑えてその減少を防ぎ、また神経の情報伝達を促進することで、記憶障害(物忘れ)、見当識障害(時間や場所の認識の問題)、判断ができにくくなるなどの認知症の症状進行を遅らせます。
通常、アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症など)がある、電解質異常(低カリウム血症など)がある。洞不全症候群、洞房ブロック・房室ブロックなどの心疾患、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の既往歴、消化管閉塞、下部尿路閉塞、パーキンソン病、パーキンソン症候群がある。消化管や膀胱の手術直後である。てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある。気管支喘息または閉塞性肺疾患の既往歴がある。肝機能障害、腎機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1回ガランタミンとして4mgを1日2回服用させることから開始し、4週間後から1回8mgを1日2回に増量されます。なお、症状に応じて1回12mgを1日2回まで増量されますが、増量される場合は変更前の用量で4週間以上服用させた後に増量されます。本剤は1錠中にガランタミンとして12mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 副作用を軽減するため、なるべく食後に服用させてください。
  • 飲ませ忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲ませてください。ただし、飲ませるべき時間から数時間経過していたら、1回分を飛ばし、次から規則的に飲ませてください。絶対に2回分を一度に飲ませてはいけません。
  • 誤って多く飲ませた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲ませるのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アルツハイマー型認知症患者では運転能力や機械操作能力が徐々に低下し、また、本剤の使用によりめまい、眠気が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に注意してください。
  • 体重減少が認められることがありますので、体重の変化に注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢、食欲減退などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 気を失う、息切れ、めまい [失神、徐脈、心ブロック、QT延長]
  • 熱が出る、皮膚の赤い発疹、水疱が化膿してうみをもった小さい発疹 [急性汎発性発疹性膿疱症]
  • 食欲不振、体がだるい、吐き気 [肝炎]
  • 手足の筋肉の痛み、脱力感、こわばり、しびれ [横紋筋融解症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の中枢神経系用薬
    同じ成分の薬を探す ガランタミン臭化水素酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す ヤンセン ファーマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳1,248
    50~54歳1,62250~54歳1,196
    55~59歳4,36055~59歳5,913
    60~64歳19,30960~64歳21,996
    65~69歳43,91365~69歳61,338
    70~74歳109,37670~74歳149,935
    75~79歳252,93375~79歳359,271
    80~84歳372,06480~84歳628,055
    85~89歳254,96085~89歳646,110
    90歳以上103,88090歳以上365,594