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アフィニトール錠5mg[結節性硬化症用]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アフィニトール錠5mg[結節性硬化症用]
主成分 エベロリムス
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 白色~微黄白色の錠剤、長径12.1mm、短径4.9mm、厚さ4.1mm
商品画像
製薬会社 ノバルティス ファーマ株式会社
効能 がん細胞の成長や増殖、血管新生に必要な蛋白質の働きを選択的に阻害することにより、がん細胞を小さくします。
通常、結節性硬化症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。呼吸器疾患がある。肝炎や結核にかかっている、または過去にかかったことがある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 成人の結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫:通常、1回2錠(主成分として10mg)を1日1回、食後または空腹時のいずれか一定の時間帯に服用しますが、状態により適宜増減されます。
    上記以外の結節性硬化症:通常、1回主成分として3.0mg/m2を1日1回、食後または空腹時のいずれか一定の時間帯に服用しますが、状態により適宜増減されます。
    本剤は1錠中に主成分5mgを含有します。いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 空腹時に服用する場合には、食事の1時間以上前、食後2時間以降が目安となります。
  • 飲み忘れた場合は、飲み忘れに気付いた時間がいつもの服用時間から6時間以内であれば直ぐに1回分を服用してください。6時間以上経過している場合はその日の服用は避け、翌日のいつもの時間に1回分だけ服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬を飲んでいると、感染症にかかりやすくなる可能性があります。まめに手洗い、うがいをして清潔にするよう心がけてください。
  • グレープフルーツジュースを飲むと、この薬の作用が強く出ることがあるので、避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品を飲むと、この薬の作用が弱くなることがあるので、避けてください。
  • 動物実験で毒性が報告されていますので、妊娠が可能な場合、この薬を使用している間および治療終了後最低8週間は避妊をするようにしてください。
  • 指示された検査日は必ず守ってください。
  • 副作用 主な副作用として、食欲不振、味覚異常、咳、下痢、吐き気、発疹、疲労、無力症、むくみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、咳、息切れ [間質性肺疾患]
  • かぜのような症状、倦怠感、嘔吐 [感染症]
  • むくみ、食欲低下、のどの渇き [腎不全]
  • 多飲、多尿、体重減少 [高血糖、糖尿病]
  • 貧血症状、発熱、出血傾向 [血小板減少などの血液障害]
  • 呼吸困難、じんま疹、全身のかゆみを伴った発赤 [アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 光および湿気を避けるため、服用直前までPTP包装のまま保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の腫瘍用薬
    同じ成分の薬を探す エベロリムス
    同じ製薬会社の薬を探す ノバルティス ファーマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳3,45010~14歳0
    15~19歳4,72415~19歳6,309
    20~24歳11,19220~24歳10,522
    25~29歳10,22125~29歳9,364
    30~34歳10,75730~34歳11,416
    35~39歳12,22735~39歳10,777
    40~44歳13,01540~44歳25,680
    45~49歳18,47645~49歳32,773
    50~54歳15,04650~54歳35,456
    55~59歳22,05455~59歳55,520
    60~64歳22,48660~64歳61,408
    65~69歳29,60165~69歳78,151
    70~74歳26,93370~74歳56,728
    75~79歳18,19275~79歳34,517
    80~84歳7,60180~84歳12,955
    85~89歳1,34485~89歳5,470
    90歳以上090歳以上0