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ストラテラカプセル10mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ストラテラカプセル10mg
主成分 アトモキセチン塩酸塩
分類名称 精神神経用剤
剤形 白色不透明なカプセル剤、長径約15.8mm、短径約5.85mm
商品画像
製薬会社 日本イーライリリー株式会社
効能 脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質を調節し、不注意や多動・衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。
通常、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心血管の障害、褐色細胞腫または既往歴、閉塞隅角緑内障がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 18歳未満の患者:通常、1日体重当たりアトモキセチンとして0.5mg/kgの服用から開始し、その後1日0.8mg/kgとし、さらに1日1.2mg/kgまで増量された後、維持量として1日1.2~1.8mg/kgを服用します。増量される場合は1週間以上の間隔をあけ、いずれの場合も1日2回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、1日量は1.8mg/kgか120mgのいずれか少ない量を超えることはありません。
    18歳以上の患者:通常、1日アトモキセチンとして40mgの服用から開始し、その後1日80mgまで増量された後、維持量として1日80~120mgを服用します。増量される場合は1日80mgまでの増量は1週間以上、その後の増量は2週間以上の間隔をあけ、いずれの場合も1日1回または1日2回に分けて服用します。なお、症状により適宜増減されますが、1日量は120mgを超えることはありません。
    本剤は1カプセルにアトモキセチンとして10mgを含みます。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • カプセルの内容物は眼を刺激するので、カプセルは開けずにそのまま服用してください。カプセルの内容物が眼に付着した場合はすぐに水で洗い流して、医師に相談してください。手やその他の付着した可能性のある箇所はすぐに水で洗い流してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は飲まずに、次の通常の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、めまいなどが起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、食欲減退、傾眠、頭痛、腹痛、口渇、嘔吐、便秘、浮動性めまい、不眠症、体重減少、動悸などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜が黄色くなる [肝機能障害、黄疸、肝不全]
  • 目や口唇周囲の腫れ、蕁麻疹、呼吸困難 [アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。残った薬の廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 精神神経用剤
    同じ成分の薬を探す アトモキセチン塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 日本イーライリリー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳1,8750~4歳0
    5~9歳2,037,6095~9歳447,021
    10~14歳3,346,84310~14歳742,495
    15~19歳911,56315~19歳370,249
    20~24歳321,28520~24歳264,461
    25~29歳294,29925~29歳286,460
    30~34歳250,47530~34歳257,197
    35~39歳179,09935~39歳238,193
    40~44歳166,88840~44歳254,966
    45~49歳145,59345~49歳219,545
    50~54歳80,66850~54歳122,685
    55~59歳36,09955~59歳82,945
    60~64歳13,06360~64歳35,574
    65~69歳12,65765~69歳16,899
    70~74歳4,88870~74歳10,857
    75~79歳5,73375~79歳11,849
    80~84歳4,88180~84歳6,753
    85~89歳1,40385~89歳4,718
    90歳以上1,07390歳以上1,040