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クラビット錠500mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 クラビット錠500mg
主成分 レボフロキサシン水和物
分類名称 合成抗菌剤
剤形 うすいだいだい色の錠剤、長径16.2mm、短径7.9mm、厚さ約5.6mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 ニューキノロン系経口抗菌製剤で、感染時に細菌などのDNA複製を阻害し、殺菌作用を示します。
通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、泌尿器感染症、婦人科感染症、眼科感染症、耳鼻科感染症、歯科感染症など広い範囲の感染症の治療に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害、心疾患(不整脈、虚血性心疾患など)、てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある。重症筋無力症
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(レボフロキサシンとして500mg)を1日1回服用しますが、感染症の種類および症状により適宜減量されます。肺結核およびその他の結核症については、原則として他の抗結核薬と併用されます。
    腸チフス、パラチフス:通常、成人は1回1錠(レボフロキサシンとして500mg)を1日1回、14日間服用します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 意識障害などがあらわれることがありますので、自動車の運転など、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、不眠、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹部不快感、食欲不振、消化不良などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 紅斑、寒気、呼吸困難、顔面蒼白、冷汗 [ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、紅斑、水疱、びらん [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 筋肉が発作的に収縮する [痙攣]
  • 胸痛、動悸、胸部不快感 [QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)]
  • 発熱、全身倦怠感、尿量減少、手足や顔のむくみ [急性腎障害、間質性腎炎]
  • 吐き気、嘔吐、食欲不振、倦怠感、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 発熱、のどの痛み、全身倦怠感、出血傾向(歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血など) [汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少]
  • 発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎、好酸球性肺炎]
  • 腹痛、頻回の下痢、吐き気 [偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎]
  • 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]
  • 発汗、動悸、脱力感 [低血糖]
  • 腱周辺の痛み、浮腫、発赤 [アキレス腱炎、腱断裂などの腱障害]
  • 考えがまとまらない、時間や場所などが理解できない、話の筋や行動がまとまらない [錯乱、せん妄、抑うつなどの精神症状]
  • 発熱、関節痛、紫斑 [過敏性血管炎]
  • 上まぶたの下垂、複視(物が重なって見える)、運動時の筋肉の疲労感 [重症筋無力症の悪化]
  • しわがれ声、飲み込みにくい、胸部や背部の痛み、息苦しい [大動脈瘤、大動脈解離]
  • 四肢のしびれ、筋力低下、痛み [末梢神経障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳11,93610~14歳9,367
    15~19歳82,58915~19歳73,653
    20~24歳106,61620~24歳147,991
    25~29歳123,95425~29歳165,127
    30~34歳156,94430~34歳201,745
    35~39歳183,15935~39歳242,928
    40~44歳206,03040~44歳279,789
    45~49歳201,08245~49歳293,522
    50~54歳185,99650~54歳286,024
    55~59歳175,65155~59歳285,602
    60~64歳171,42560~64歳280,869
    65~69歳204,39265~69歳341,230
    70~74歳221,96270~74歳350,050
    75~79歳218,41575~79歳366,842
    80~84歳169,34280~84歳292,254
    85~89歳102,00385~89歳188,169
    90歳以上45,48490歳以上121,075