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クラリスロマイシンDS小児用10%「トーワ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 クラリスロマイシンDS小児用10%「トーワ」
主成分 クラリスロマイシン
分類名称 主としてグラム陽性菌、マイコプラズマに作用するもの
剤形 白色~帯黄白色のドライシロップ剤
商品画像
製薬会社 東和薬品株式会社
効能 マクロライド系の抗生物質で、細菌の蛋白合成の阻害により抗菌作用を示します。
通常、皮膚、呼吸器、耳鼻科領域などの広い範囲の感染症、後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、腎機能障害、心疾患、低カリウム血症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 一般感染症:通常、小児は1日体重1kgあたり0.1~0.15g〔主成分として10~15mg(力価)〕、レジオネラ肺炎では0.15g〔15mg(力価)〕をそれぞれ2~3回に分けて服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、1日4g〔400mg(力価)〕までとされています。
    後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症
    :通常、小児は1日体重1kgあたり0.15g〔主成分として15mg(力価)〕を2回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
    いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。服用時には水に十分に振り混ぜてください。
  • 懸濁液に調製後は保存を避けてください。やむを得ず保存の必要がある場合は冷蔵庫に保管し、できるかぎり速やかに使用してください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、幻覚、失見当識(場所、時間、名前などが判らない)、意識障害、せん妄(錯覚、幻覚を伴う軽い意識障害)、躁病(上機嫌、興奮しやすい、活動的になる)、耳鳴、聴力低下、嗅覚異常、口腔内びらん、歯牙変色、振戦(手足の震え)、しびれ(感)、カンジダ症(外性器などに発疹・ただれ・かゆみ、口内炎、嚥下困難)、動悸、筋肉痛、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、痙攣、発赤 [ショック、アナフィラキシー]
  • 胸痛、動悸、息切れ [QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、心室細動]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や結膜が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全]
  • 動悸・息切れ、発熱、のどの痛み [血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症]
  • 発熱、粘膜症状(結膜充血、口唇びらん、咽頭痛)、紅斑 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてグラム陽性菌、マイコプラズマに作用するもの
    同じ成分の薬を探す クラリスロマイシン
    同じ製薬会社の薬を探す 東和薬品株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳1,169,5490~4歳963,163
    5~9歳1,104,0345~9歳899,490
    10~14歳78,29710~14歳62,518
    15~19歳10,09015~19歳8,509
    20~24歳4,58720~24歳5,218
    25~29歳7,61825~29歳4,059
    30~34歳2,62430~34歳3,047
    35~39歳1,82035~39歳1,969
    40~44歳1,69540~44歳1,054
    45~49歳045~49歳2,969
    50~54歳050~54歳1,283
    55~59歳055~59歳1,615
    60~64歳2,84160~64歳5,184
    65~69歳6,03065~69歳2,627
    70~74歳9,43170~74歳10,503
    75~79歳9,93475~79歳8,471
    80~84歳13,95980~84歳22,997
    85~89歳20,09585~89歳23,666
    90歳以上10,15190歳以上46,618