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クラリスロマイシン錠小児用50mg「トーワ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 クラリスロマイシン錠小児用50mg「トーワ」
主成分 クラリスロマイシン
分類名称 主としてグラム陽性菌、マイコプラズマに作用するもの
剤形 白色の錠剤、直径6.1mm、厚さ3.0mm
商品画像
製薬会社 東和薬品株式会社
効能 マクロライド系の抗生物質で、細菌の蛋白合成の阻害により抗菌作用を示します。
通常、皮膚、呼吸器、耳鼻科領域などの広い範囲の感染症、後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、腎機能障害、心疾患、低カリウム血症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 一般感染症:通常、小児は1日1kg体重あたり主成分として10~15mg(力価)、レジオネラ肺炎では15mg(力価)をそれぞれ2~3回に分けて服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、1日400mg(力価)までとされています。
    後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症:通常、小児は1日体重1kgあたり主成分として15mg(力価)を2回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
    本剤は1錠中に主成分50mg(力価)を含有します。
    いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、幻覚、失見当識(場所、時間、名前などが判らない)、意識障害、せん妄(錯覚、幻覚を伴う軽い意識障害)、躁病(上機嫌、興奮しやすい、活動的になる)、耳鳴、聴力低下、嗅覚異常、口腔内びらん、歯牙変色、振戦(手足の震え)、しびれ(感)、カンジダ症(外性器などに発疹・ただれ・かゆみ、口内炎、嚥下困難)、動悸、筋肉痛、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、痙攣、発赤 [ショック、アナフィラキシー]
  • 胸痛、動悸、息切れ [QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、心室細動]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や結膜が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全]
  • 動悸・息切れ、発熱、のどの痛み [血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症]
  • 発熱、粘膜症状(結膜充血、口唇びらん、咽頭痛)、紅斑 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてグラム陽性菌、マイコプラズマに作用するもの
    同じ成分の薬を探す クラリスロマイシン
    同じ製薬会社の薬を探す 東和薬品株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳11,7740~4歳10,751
    5~9歳865,1365~9歳738,973
    10~14歳476,79010~14歳410,313
    15~19歳17,39315~19歳15,190
    20~24歳4,74920~24歳7,847
    25~29歳5,25925~29歳10,551
    30~34歳9,23830~34歳13,203
    35~39歳10,61635~39歳17,377
    40~44歳10,38440~44歳20,004
    45~49歳9,40845~49歳15,955
    50~54歳17,41550~54歳18,525
    55~59歳13,85255~59歳15,993
    60~64歳15,06360~64歳18,353
    65~69歳17,03765~69歳29,873
    70~74歳22,68970~74歳24,298
    75~79歳20,37475~79歳26,088
    80~84歳23,56880~84歳21,558
    85~89歳14,41685~89歳25,313
    90歳以上7,77490歳以上9,770