お薬検索

ニフェジピンCR錠10mg「ZE」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ニフェジピンCR錠10mg「ZE」
主成分 ニフェジピン
分類名称 血管拡張剤
剤形 帯赤灰色の錠剤、直径7.2mm、厚さ4.0mm
商品画像
製薬会社 全星薬品工業株式会社
効能 心臓や血管が収縮する原因となるカルシウムイオンの細胞内への流入を抑制することにより、収縮した血管を広げ血圧を下げたり、狭心症の発作(胸の痛みなど)を抑えたりします。
通常、高血圧症、腎実質性および腎血管性高血圧症、狭心症、異型狭心症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心原性ショック、大動脈弁狭窄、僧帽弁狭窄、肺高血圧、過度に血圧が低い、血液透析療法中、腎機能障害、肝機能障害、うっ血性心不全がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 高血圧症:通常、成人は1回1~2錠(主成分として10~20mg)を1日1回の服用から開始し、必要に応じて徐々に増量され、1回2~4錠(20~40mg)を1日1回服用します。なお、1日4錠(40mg)で効果不十分な場合には、1回4錠(40mg)1日2回まで増量されます。
    腎実質性高血圧症、腎血管性高血圧症:通常、成人は1回1~2錠(主成分として10~20mg)を1日1回の服用から開始し、必要に応じて徐々に増量され、1回2~4錠(20~40mg)を1日1回服用します。
    狭心症、異型狭心症:通常、成人は1回4錠(主成分として40mg)を1日1回服用します。なお、症状により適宜増減されますが、1日の最高用量は6錠(60mg)とされています。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 徐放錠ですので、割ったり、かみくだいたりしないでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 降圧作用に基づく、めまいなどが起こることがありますので、高い所での作業や、車の運転など危険を伴う機械の操作などには十分注意してください。
  • グレープフルーツジュースはこの薬の血中濃度を高めて作用を強めることがありますので、グレープフルーツジュースと同時に服用しないでください。
  • 体調(下痢など)により服用後短時間に排便された場合、まれに錠剤の形のまま糞便中に排出されることがあります。このような場合には医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、頭痛、顔面潮紅、動悸、便秘、浮腫、黄疸、胸部痛、上腹部痛、発疹、かゆみ、光線過敏症、紫斑、血管浮腫、歯肉肥厚、貧血、呼吸困難、女性化乳房などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身の赤い発疹、皮膚のはがれ、発熱 [紅皮症(剥脱性皮膚炎)]
  • のどの痛み、発熱、筋肉痛 [無顆粒球症]
  • 鼻血、紫斑、出血傾向 [血小板減少]
  • 全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振 [肝機能障害、黄疸]
  • 意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力が低下する [意識障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 血管拡張剤
    同じ成分の薬を探す ニフェジピン
    同じ製薬会社の薬を探す 全星薬品工業株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。