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イトラコナゾールカプセル50mg「SW」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イトラコナゾールカプセル50mg「SW」
主成分 イトラコナゾール
分類名称 その他の化学療法剤
剤形 淡黄色不透明のカプセル剤、長さ17.8mm
商品画像
製薬会社 日本ケミファ株式会社
効能 真菌(カビ)の細胞膜合成を阻害し、病気の原因となる真菌の増殖を抑えることにより抗真菌作用を示します。
通常、内臓真菌症(呼吸器、消化器、尿路などの深在性真菌症)、深在性皮膚真菌症(スポロトリコーシス、クロモミコーシス)、表在性皮膚真菌症(爪白癬以外の白癬、カンジダ症、癜風やマラセチア毛包炎)、爪白癬の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害・腎障害、肝疾患またはその既往歴、うっ血性心不全またはその既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 内臓真菌症(深在性真菌症):通常、成人は1回2~4カプセル(主成分として100~200mg)を1日1回食直後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。イトラコナゾール注射剤からの切り替えの場合は、1回4カプセル(200mg)を1日2回食直後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
    深在性皮膚真菌症:通常、成人は1回2~4カプセル(主成分として100~200mg)を1日1回食直後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。ただし、1日最高用量は4カプセル(200mg)とします。必ず指示された服用方法に従ってください。
    表在性皮膚真菌症(爪白癬以外):通常、成人は1回1~2カプセル(主成分として50~100mg)を1日1回食直後に服用します。爪カンジダ症およびカンジダ性爪囲爪炎には、1回2カプセル(100mg)を1日1回食直後に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日最高用量は4カプセル(200mg)とします。必ず指示された服用方法に従ってください。
    爪白癬(パルス療法):通常、成人は1回4カプセル(主成分として200mg)を1日2回食直後に1週間服用し、その後3週間休薬します。これを1サイクルとし3サイクル繰り返しますが、必要に応じ適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気づいた時に1回分を飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 長期使用に関しては、定期的に肝臓の働きを調べることがあります。その場合には、指定された日時に検査を受けてください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、肝機能異常、胃不快感、嘔気、発疹、腹痛、鼓腸放屁(腸にガスがたまって張る)、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身のむくみ、吐き気、呼吸困難 [うっ血性心不全、肺水腫]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や粘膜などの黄染(黄色くなる) [肝障害、胆汁うっ滞、黄疸]
  • 高熱(38℃以上)、眼の充血(じゅうけつ)、くちびるのただれ、皮膚の広い範囲が赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎、多形紅斑]
  • 呼吸困難、蕁麻疹、意識障害 [ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎]
  • 脱力感、四肢の麻痺、意識障害(頻脈など) [低カリウム血症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳3,0825~9歳1,389
    10~14歳11,46910~14歳8,401
    15~19歳36,82715~19歳19,887
    20~24歳39,25020~24歳39,534
    25~29歳47,41325~29歳40,065
    30~34歳59,83730~34歳44,424
    35~39歳71,49635~39歳50,458
    40~44歳94,03440~44歳64,557
    45~49歳115,94945~49歳84,040
    50~54歳124,75050~54歳89,965
    55~59歳155,96555~59歳111,676
    60~64歳188,27660~64歳115,202
    65~69歳310,61565~69歳179,684
    70~74歳317,32070~74歳172,135
    75~79歳286,29775~79歳185,556
    80~84歳190,86280~84歳118,673
    85~89歳82,36585~89歳72,005
    90歳以上31,11590歳以上32,231