お薬検索

グロウジェクト注射用8mg[成長ホルモン分泌不全性低身長症ほか]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 グロウジェクト注射用8mg[成長ホルモン分泌不全性低身長症ほか]
主成分 ソマトロピン(遺伝子組み換え)
分類名称 脳下垂体ホルモン剤
剤形 無色透明な注射剤(用時溶解)
商品画像
製薬会社 日本ケミカルリサーチ株式会社
効能 下垂体前葉ホルモンの一つである成長ホルモン剤で、骨の成長を促進します。
通常、骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群における低身長、SGA(small-for-gestational age)性低身長症に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病、悪性腫瘍がある。
  • 妊娠中、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症:通常、1週間に体重kg当たり、主成分として0.175mgを2~4回に分けて筋肉内に注射するか、あるいは6~7回に分けて皮下に注射します。
    骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長
    :通常、1週間に体重kg当たり、主成分として0.35mgを2~4回に分けて筋肉内に注射するか、あるいは6~7回に分けて皮下に注射します。
    骨端線閉鎖を伴わないSGA性低身長症:通常、1週間に体重kg当たり、主成分として0.23mgを6~7回に分けて皮下に注射します。なお、効果不十分な場合は1週間に体重kg当たり0.47mgまで増量し、6~7回に分けて皮下に注射します。
    この薬は1バイアル中に主成分8mgまで使用できる量を含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 注射する部位は、上腕、大腿、腹部、臀部など広範囲に、順序よく毎回変更してください。
  • 注射針を刺したとき、激痛を感じたり、血液が逆流してきた場合は、すぐに針を抜いて別の部位に注射してください。
  • 感染症の原因となるおそれがあるので、1本の本剤および注入器を複数の人で使用しないでください。
  • 注射を忘れた場合には、次回の注射時に1回分を注射してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使うのをやめないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、全身のかゆみ、発疹、四肢痛、頭痛、頭蓋内圧亢進による視覚異常・頭痛・吐き気・嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉が発作的に収縮する [けいれん]
  • 発汗、体重減少、頻脈 [甲状腺機能亢進症]
  • 尿量減少、全身の著明なむくみ、呼吸困難 [ネフローゼ症候群]
  • 口渇、多飲、多尿 [糖尿病]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避け、冷暗所(2~8℃)に保管してください。溶解後も同様に保管し、42日以内に使用してください。溶解後凍結した場合は使用しないでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。使用期限を過ぎたものは使用しないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 脳下垂体ホルモン剤
    同じ成分の薬を探す ソマトロピン(遺伝子組み換え)
    同じ製薬会社の薬を探す 日本ケミカルリサーチ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。