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バクタ配合顆粒

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 バクタ配合顆粒
主成分 スルファメトキサゾール、トリメトプリム
分類名称 その他の化学療法剤
剤形 白色~わずかに褐色を帯びた白色の顆粒剤
商品画像
製薬会社 塩野義製薬株式会社
効能 微生物体内における葉酸の生合成を阻害する成分と、葉酸の活性化を阻害する成分の2つの有効成分が配合された、ST合剤と呼ばれる抗菌剤です。
通常、他剤が無効または使用できない場合の呼吸器感染症、尿路感染症、腸炎、腸チフスなどの一般感染症の治療、およびニューモシスチス肺炎の治療と発症抑制に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血液障害(貧血、出血しやすいなど)またはその既往歴、グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏がある。本人または家族が気管支喘息、発疹、じんましんなどアレルギー体質である。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 一般感染症:通常、成人は1回2gを1日2回服用しますが、年齢や症状により適宜増減されます。
    ニューモシスチス肺炎の治療:通常、成人は1日量として9~12gを1日3~4回に分けて服用します。小児はトリメトプリムとして体重1kgあたり1日量15~20mgを3~4回に分けて服用します。年齢や症状により適宜増減されます。
    ニューモシスチス肺炎の発症抑制:通常、成人は1回1~2gを1日1回、連日または週3日服用します。小児はトリメトプリムとして体重1kgあたり1回2~4mgを1日2回、連日または週3日服用します。
    本剤は1g中にトリメトプリム80mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 顆粒はつぶさずに飲んでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、便秘、腹痛、胃不快感、舌炎、口角炎・口内炎、頭痛、発熱・熱感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 動悸、息切れ、ふらつき、発熱、のどの痛み、出血しやすい [再生不良性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、メトヘモグロビン血症、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症]
  • 倦怠感、発熱、紫斑(皮膚のあざ) [血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群]
  • 気分が悪い、眼や口唇のまわりのはれ、めまい [ショック、アナフィラキシー]
  • 高熱、水ぶくれ、眼や口など粘膜のただれ、全身の発赤 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 発疹、発熱、リンパ節の腫れ [薬剤性過敏症症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。光により着色することがあります。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の化学療法剤
    同じ成分の薬を探す スルファメトキサゾール、トリメトプリム
    同じ製薬会社の薬を探す 塩野義製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳120,2090~4歳81,712
    5~9歳74,7975~9歳64,986
    10~14歳37,99410~14歳35,521
    15~19歳22,98015~19歳25,257
    20~24歳22,96420~24歳14,414
    25~29歳17,37325~29歳16,441
    30~34歳12,23530~34歳16,248
    35~39歳15,57035~39歳14,145
    40~44歳15,70440~44歳23,091
    45~49歳17,44945~49歳28,739
    50~54歳25,33850~54歳29,500
    55~59歳29,18555~59歳39,267
    60~64歳52,68060~64歳56,594
    65~69歳93,94465~69歳94,104
    70~74歳113,73870~74歳112,496
    75~79歳129,59475~79歳134,943
    80~84歳118,16180~84歳137,198
    85~89歳72,42585~89歳122,164
    90歳以上33,07490歳以上101,462