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塩酸バンコマイシン散0.5g

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 塩酸バンコマイシン散0.5g
主成分 バンコマイシン塩酸塩
分類名称 主としてグラム陽性菌に作用するもの
剤形 白色の塊または粉末
商品画像
製薬会社 Meiji Seika ファルマ株式会社
効能 グリコペプチド系の抗生物質で、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示します。
通常、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やクロストリジウム・ディフィシルによる感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)の治療、骨髄移植時の消化管内殺菌に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ショックの既往歴がある。難聴、腎障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 偽膜性大腸炎を含む感染性腸炎:通常、成人は1回1/4~1バイアル〔主成分として0.125~0.5g(力価)〕を水などで溶解し、1日4回服用します。
    骨髄移植時の消化管内殺菌:通常、成人は1回1バイアル〔主成分として0.5g(力価)〕を注射用水などで溶解し、1日4~6回服用します。
    年齢・体重・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときに1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飲まないでおき、次に飲む時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 感染性腸炎の場合で、7~10日間飲んでも下痢、腹痛などの症状がよくならないときは、医師に相談してください。
  • 授乳中の方は、この薬を飲んでいる間は授乳を中止してください。
  • 副作用 主な副作用として、発熱、発疹、潮紅、寒気、蕁麻疹、かゆみ、下痢、吐き気、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • めまい、耳鳴り、汗が出る [ショック]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてグラム陽性菌に作用するもの
    同じ成分の薬を探す バンコマイシン塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す Meiji Seika ファルマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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