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イーシー・ドパール配合錠

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イーシー・ドパール配合錠
主成分 レボドパ、ベンセラジド塩酸塩
分類名称 抗パーキンソン剤
剤形 淡赤色の錠剤、直径9.1mm、厚さ3.5mm
商品画像
製薬会社 協和発酵キリン株式会社
効能 本剤の主成分レボドパは、吸収された後に脳内へ入り、ドパミンに変換されます。配合されているベンセラジド塩酸塩は血液中レボドパ濃度を高め、レボドパの脳内移行を高めます。
脳内のドパミン不足によって、手足や口などのふるえ、筋肉のこわばり、歩行困難、無表情などのパーキンソン症状が発現します。
通常、脳内のドパミン不足を補うことにより、パーキンソン病、パーキンソン症候群の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。閉塞隅角緑内障がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • レボドパ未投与例:通常、成人は初回1日量1~3錠を1~3回に分けて食後に服用し、2~3日ごとに1日量1~2錠ずつ増やし、維持量として1日3~6錠を服用します。
    レボドパ既投与例:通常、成人は初回1日量として、投与中のレボドパ量の約1/5に相当する量(本剤は1錠中にレボドパ100mgを含む)を1~3回に分けて食後に服用し、少しずつ量を増やすあるいは減らして、維持量として1日量3~6錠を服用します。
    いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合には飲まないで、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 前兆のない突発的睡眠、傾眠(眠気でぼんやりする)、注意力や反射機能などが低下することがありますので、自動車の運転や危険な作業は避けてください。
  • ごくまれですが、唾液・痰・口腔内粘膜・汗・尿・便などの色が黒くなることがあります。
  • 副作用 主な副作用として、不随意運動(顔面、口、頸部、四肢など)、吐き気、幻覚などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、体のこわばり、手足のふるえ [悪性症候群]
  • 実際には存在しないものを存在するかのように感じる、気分がゆううつになる・思考力の低下、行動にまとまりがない [幻覚、抑うつ、錯乱]
  • 出血が止まりにくい、体がだるい、皮膚や白目が黄色くなる [溶血性貧血、血小板減少]
  • 突然の耐えがたい眠気 [突発的睡眠]
  • 頭痛、眼の痛み、視力の低下 [閉塞隅角緑内障]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、高温、湿気を避けて光の当たらない場所で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • [ご家族の方へ]社会的に不利な結果を招くにもかかわらずギャンブルや過剰で無計画な買い物を繰り返したり、性欲や食欲が病的に亢進するなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合には医師に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗パーキンソン剤
    同じ成分の薬を探す レボドパ、ベンセラジド塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 協和発酵キリン株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳2,20915~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳4,97425~29歳3,878
    30~34歳5,80330~34歳2,564
    35~39歳9,20435~39歳8,896
    40~44歳24,34440~44歳11,387
    45~49歳53,60845~49歳46,403
    50~54歳90,91450~54歳92,327
    55~59歳230,54755~59歳201,261
    60~64歳441,74060~64歳415,927
    65~69歳919,63665~69歳1,028,504
    70~74歳1,390,08670~74歳1,622,112
    75~79歳2,025,41275~79歳2,350,988
    80~84歳1,958,68080~84歳2,621,455
    85~89歳965,30085~89歳1,855,856
    90歳以上277,07690歳以上838,052