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アマンタジン塩酸塩錠50mg「杏林」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アマンタジン塩酸塩錠50mg「杏林」
主成分 アマンタジン塩酸塩
分類名称 抗パーキンソン剤
剤形 白色の錠剤、直径7.1mm、厚さ3.8mm
商品画像
製薬会社 キョーリンリメディオ株式会社
効能 脳内の神経伝達物質ドパミン、セロトニンなどに作用し、脳梗塞後遺症でみられる意欲や自発性の低下を改善します。脳内のドパミンの神経伝達を増強することでパーキンソン症候群の症状(手足のふるえなど)を緩和します。また、A型インフルエンザウイルスのヒト細胞内への侵入過程を阻害し、ウイルスの増殖を防ぎます。
通常、パーキンソン症候群、脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善、A型インフルエンザウイルス感染症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。てんかんまたはその既往歴および痙攣素因、透析を受けている、腎障害がある。
  • 妊娠中、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • パーキンソン症候群:通常、成人は1日2錠(主成分として100mg)を1~2回に分けて服用を開始し、1週間後から維持量として1日4錠(200mg)を2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日6錠(300mg)を3回に分けての服用が上限です。
    脳梗塞後遺症:通常、成人は1日2~3錠(主成分として100~150mg)を2~3回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
    A型インフルエンザ感染症:通常、成人は1日2錠(主成分として100mg)を1~2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、高齢者および腎障害のある場合は、1日2錠(100mg)が上限です。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときに出来るだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合(1日1回の場合は8時間、1日2回の場合は5時間以内)は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • めまい、ふらつき、立ちくらみなどがあらわれることがありますので、車の運転や機械の操作、高所での作業など危険を伴う作業は行わないでください。
  • 関連性は不明ですが、この薬をA型インフルエンザ感染症に使用した後に異常行動などの精神神経症状がみられた例が報告されています。自宅で療養する場合、保護者は少なくとも2日間、小児や未成年者が一人にならないよう注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、めまい、立ちくらみ、睡眠障害、興奮、頭痛、便秘、食欲不振、吐き気・嘔吐、口の渇き、足のむくみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、意識障害、筋肉のこわばり [悪性症候群]
  • 発熱、発疹、目の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 視力低下、目の異物感、まぶしい [びまん性表在性角膜炎、角膜浮腫様症状]
  • 全身のむくみ、息苦しさ、横になるより座っている時に呼吸が楽になる [心不全]
  • 意識がうすれる、痙攣、急速な不随意的筋肉の収縮 [意識障害、精神症状(幻覚、妄想、せん妄、錯乱など)、痙攣、ミオクロヌス]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗パーキンソン剤
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳1,901
    25~29歳7,45225~29歳4,336
    30~34歳10,62830~34歳6,767
    35~39歳13,35735~39歳7,486
    40~44歳18,47940~44歳11,329
    45~49歳44,10745~49歳20,393
    50~54歳49,84350~54歳31,616
    55~59歳85,24855~59歳48,386
    60~64歳121,43060~64歳92,788
    65~69歳236,05665~69歳164,853
    70~74歳260,51570~74歳237,692
    75~79歳316,60475~79歳322,989
    80~84歳330,34980~84歳401,164
    85~89歳209,82385~89歳341,440
    90歳以上73,99590歳以上226,702