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ヒダントールD配合錠

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ヒダントールD配合錠
主成分 フェニトイン、フェノバルビタール、安息香酸ナトリウムカフェイン
分類名称 抗てんかん剤
剤形 白色の錠剤、直径9.1mm、厚さ3.8mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 抗てんかん薬であるフェニトインとフェノバルビタールを主成分とし、眠気を軽減または防止する安息香酸ナトリウムカフェインを配合して、神経の異常興奮の伝達を押さえ、抗けいれん作用を示します。
通常、てんかんのけいれん発作、自律神経発作、精神運動発作の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。急性間欠性ポルフィリン症、虚弱者・呼吸機能が低下、頭部外傷後遺症または進行した動脈硬化症、心障害、肝障害、腎障害、肺障害、アルコール中毒、薬物依存傾向または既往歴、神経症、甲状腺機能低下症、血液障害、糖尿病がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1日6~12錠を数回に分けて服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品と一緒に飲むと、本剤の作用を弱めることがありますので、避けてください。
  • 副作用 副作用として、眠気、めまい、複視(二重に見える)、手足の震え、全身性の赤い発疹、歯ぐきの腫れ、多毛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 熱が出る、目の充血、全身の皮膚が赤くはれて発疹や水疱ができる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症(剥脱性皮膚炎)]
  • 発疹が出る、熱が出る、リンパ節がはれる [過敏症症候群]
  • 熱が出る、皮膚の赤い発疹、筋肉や関節の痛み [SLE様症状]
  • この薬の使用を中止しようとしても止められずに使用を続けたくなる [依存性]
  • 貧血、鼻血や歯ぐきから出血する、めまい [再生不良性貧血、汎血球減少などの血液障害]
  • 全身がだるい、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗てんかん剤
    同じ成分の薬を探す フェニトイン、フェノバルビタール、安息香酸ナトリウムカフェイン
    同じ製薬会社の薬を探す 第一三共株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳2,706
    25~29歳2,10025~29歳2,118
    30~34歳3,82430~34歳7,727
    35~39歳21,40835~39歳14,332
    40~44歳113,46340~44歳36,204
    45~49歳138,48245~49歳99,086
    50~54歳201,03650~54歳96,617
    55~59歳208,62555~59歳135,587
    60~64歳232,97860~64歳169,031
    65~69歳262,46165~69歳247,955
    70~74歳237,86870~74歳192,069
    75~79歳136,82675~79歳165,889
    80~84歳88,48080~84歳126,327
    85~89歳47,00185~89歳53,166
    90歳以上4,90090歳以上25,216