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デパケンR錠200mg[片頭痛治療剤]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 デパケンR錠200mg[片頭痛治療剤]
主成分 バルプロ酸ナトリウム
分類名称 抗てんかん剤
剤形 白色の錠剤、直径10.6mm、厚さ6.6mm
商品画像
製薬会社 協和発酵キリン株式会社
効能 脳内の抑制性神経伝達物質γ-アミノ酪酸(GABA)を介して、片頭痛発作発現を抑えると考えられています。
通常、片頭痛の治療に用いられ、片頭痛の発作を防ぐ、もしくは軽くします。起こってしまった片頭痛発作を改善する薬ではありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、原因不明の脳症・昏睡、尿素サイクル異常症、原因不明の乳児死亡の家族歴、腸管狭窄、便秘、腎機能障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、1日2~4錠(主成分として400~800mg)を1~2回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。ただし1日5錠(1,000mg)までとされています。必ず指示された服用方法に従ってください(絶対にかみくだかないでください)。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。1日1回服用の場合は、次回は、次の日の服用時間に飲んでください。1日2回服用の場合は、次の服用時間まで6時間程度あけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、車の運転や危険な作業は避けてください。
  • 下痢が長く続くと薬が十分に吸収されないおそれがあります。
  • 糞便中に白い薬のカスのようなものが出てくることがありますが、薬は吸収されています。
  • 副作用 主な副作用として、貧血、傾眠、失調(手足の運動がうまくできない)、めまい、頭痛、吐き気・嘔吐、食欲不振、発疹、けん怠感、体重増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 急な意識の低下、体がだるい・食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎などの重篤な肝障害、黄疸、脂肪肝]
  • 物忘れをする、訳が分からない行動をする、あばれる [高アンモニア血症を伴う意識障害]
  • 体がだるい、めまい、あおあざができる [溶血性貧血、赤芽球癆、汎血球減少、重篤な血小板減少、顆粒球減少]
  • 激しい腹痛、発熱、吐き気 [急性膵炎]
  • 発熱、目の充血および目・唇周辺のただれ、皮膚が広い範囲で赤くなり破れやすい水ぶくれが多発 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • から咳、息切れ、発熱 [間質性肺炎、好酸球性肺炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗てんかん剤
    同じ成分の薬を探す バルプロ酸ナトリウム
    同じ製薬会社の薬を探す 協和発酵キリン株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳1,2660~4歳0
    5~9歳188,0395~9歳118,023
    10~14歳1,660,41310~14歳844,593
    15~19歳4,182,72115~19歳1,720,368
    20~24歳5,805,58620~24歳2,468,152
    25~29歳6,784,49325~29歳3,327,984
    30~34歳8,092,76230~34歳4,320,196
    35~39歳8,903,11535~39歳5,769,801
    40~44歳10,267,34740~44歳7,496,882
    45~49歳10,220,66545~49歳8,155,953
    50~54歳8,075,21550~54歳6,634,250
    55~59歳6,181,51755~59歳5,378,812
    60~64歳5,079,40660~64歳4,296,350
    65~69歳5,628,14765~69歳4,565,327
    70~74歳4,914,39270~74歳3,854,709
    75~79歳4,065,19275~79歳3,144,183
    80~84歳2,526,58180~84歳2,341,551
    85~89歳1,224,33985~89歳1,468,366
    90歳以上396,06490歳以上691,602