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ステロネマ注腸3mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ステロネマ注腸3mg
主成分 ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム
分類名称 副腎ホルモン剤
剤形 わずかに白濁した粘性の注腸剤、(ボディ、チューブ)無色透明/(アダプター)橙色
商品画像
製薬会社 日医工株式会社
効能 合成副腎皮質ホルモン剤で、抗炎症作用により下痢、血便などの腸の炎症症状を抑えます。
通常、限局性腸炎、潰瘍性大腸炎の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核性疾患、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧症、電解質異常、血栓症、最近内臓手術を受けた、急性心筋梗塞を起こしたことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1回1~2個(ベタメタゾンとして3~6mg)を直腸内に注入しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 使用するときには、<患者さまへ>の説明書をよく読んで使用してください。
  • 使い忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く使用してください。ただし、次に使用する時間が近い場合は忘れた分は使用しないで1回分を飛ばし、次に使用する時間に1回分を使用してください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使用するのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 水痘(水ぼうそう)または麻疹(はしか)に感染しないように注意し、感染が疑われる場合は直ちに受診してください。
  • 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、局所的刺激症状(排便感増強、熱感)、満月様顔貌、ざ瘡(にきび)、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、全身潮紅、じんましん [アナフィラキシー様症状]
  • 発熱、咽頭痛、咳 [誘発感染症、感染症の増悪]
  • 全身倦怠感、食欲不振、口渇 [続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
  • みぞおちの痛みや圧痛、胸やけ、吐血・下血 [消化管潰瘍、消化管穿孔]
  • 急に胃のあたりがひどく痛む、吐き気、嘔吐 [膵炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    同じ成分の薬を探す ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
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