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サラゾピリン錠500mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 サラゾピリン錠500mg
主成分 サラゾスルファピリジン
分類名称 サルファ剤
剤形 黄色~黄褐色のだ円形の割線入りの錠剤、直径17.7×7.5mm、厚さ5.7mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 サルファ剤の一種で、大腸で腸内細菌により分解・吸収されて腸の炎症を抑えます。
通常、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎、非特異性大腸炎の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血液障害、肝機能障害、腎機能障害、気管支喘息、急性間歇性ポルフィリン症がある、グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)が欠乏している。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、1日4~8錠(主成分として2~4g)を4~6回に分けて服用します。症状により、はじめに毎日16錠(8g)を服用し、3週間後から次第に減量し、1日3~4錠(1.5~2g)を服用します。ステロイド療法を長期間続けた場合は、4錠(2g)を服用し、徐々にステロイドを減量します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。吐き気・嘔吐、胃腸障害、腹痛、精神神経系症状(傾眠、けいれんなど)があらわれることがあります。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 服用開始前には、血液学的検査(白血球分画を含む血液像)、肝機能検査および腎機能検査が行われます。服用中は、定期的に(原則として、服用開始後最初の3ヵ月間は2週間に1回、次の3ヵ月間は4週間に1回、その後は3ヵ月ごとに1回)、血液学的検査および肝機能検査が行われます。また、腎機能検査についても定期的に行われます。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を避けてください。
  • 皮膚、爪および尿・汗などが黄色~黄赤色に着色したり、ソフトコンタクトレンズが着色することがありますが、病変や副作用を示すものではありません。
  • 副作用 主な副作用として、尿路結石、腫脹、浮腫、血尿、発疹、かゆみ、光線過敏症、血清病、紅斑、顔面潮紅、じんましんなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血症状(立ちくらみ、頭痛など)、発熱、出血傾向(皮下出血、鼻血など) [再生不良性貧血など]
  • 高熱、皮膚が赤くなる、口内炎 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症型薬疹]
  • 発熱、咳・痰、呼吸困難 [間質性肺炎、薬剤性肺炎、PIE症候群、線維性肺胞炎]
  • 尿量減少、手足や顔のむくみ、けん怠感 [急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎]
  • 発疹、血圧低下、呼吸困難 [ショック、アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す サルファ剤
    同じ成分の薬を探す サラゾスルファピリジン
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳3,6785~9歳9,027
    10~14歳18,11410~14歳19,516
    15~19歳120,02415~19歳75,982
    20~24歳242,36620~24歳145,576
    25~29歳375,04925~29歳243,492
    30~34歳445,94730~34歳316,442
    35~39歳591,70435~39歳452,045
    40~44歳880,11040~44歳711,535
    45~49歳1,160,94045~49歳845,427
    50~54歳1,104,45250~54歳863,435
    55~59歳1,125,66555~59歳779,853
    60~64歳1,013,73260~64歳791,978
    65~69歳1,063,98165~69歳890,118
    70~74歳878,97070~74歳786,460
    75~79歳682,80075~79歳677,928
    80~84歳478,57880~84歳512,174
    85~89歳243,29085~89歳317,514
    90歳以上75,05290歳以上103,088