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グラセプターカプセル1mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 グラセプターカプセル1mg
主成分 タクロリムス水和物
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 白色/だいだい色のカプセル剤、全長14.0mm
商品画像
製薬会社 アステラス製薬株式会社
効能 サイトカインと呼ばれるタンパクの中でも、移植後拒絶反応に関わる因子を抑えることにより拒絶反応を防ぎます。
通常、移植後(腎・肝・心・肺・膵・小腸・骨髄)の拒絶反応や移植片対宿主病(骨髄移植のみ)を抑えるために用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 腎移植:通常、移植2日前より1回タクロリムスとして0.15~0.20mg/kgを1日1回朝服用します。以後、症状により適宜増減されます。
    肝移植
    :通常、術後初期に1回タクロリムスとして0.10~0.15mg/kgを1日1回朝服用します。以後、症状により適宜増減されます。
    プログラフ経口製剤から切り換える場合(腎移植、肝移植、心移植、肺移植、膵移植、小腸移植、骨髄移植)
    :通常、プログラフ経口製剤からの切り換え時には同一1日用量を1日1回朝服用します。
    本剤は1カプセル中にタクロリムスとして1mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時できるだけ早く1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 感染しやすくなりますので、手洗いやうがいを行い、規則正しい生活を心がけてください。
  • グレープフルーツ(ジュース)は、この薬の作用を強めることがありますので、これらを一緒に飲食することは避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品はこの薬の作用を弱めることがありますので、これらを一緒に飲むことは避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、腎障害、血圧上昇、振戦(手足の震え)、感染症、糖尿病などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿量が減る、全身のむくみ、のどの渇き [急性腎障害、ネフローゼ症候群]
  • 動悸、息切れ、胸が苦しい、全身のむくみ、胸痛 [心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留、心筋障害]
  • けいれん、意識障害、言語障害 [可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症、進行性多巣性白質脳症(PML)などの中枢神経系障害]
  • 頭痛、一時的な意識障害、手足の片側の麻痺 [脳血管障害]
  • 呼吸困難、息苦しい [呼吸困難、急性呼吸窮迫症候群]
  • 発熱、全身倦怠感、かぜのような症状 [感染症]
  • 口渇、多飲・多尿、疲れやすい [糖尿病および糖尿病の悪化、高血糖]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 予防接種は、医師の許可なしに受けないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 他に分類されない代謝性医薬品
    同じ成分の薬を探す タクロリムス水和物
    同じ製薬会社の薬を探す アステラス製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳2,2000~4歳2,942
    5~9歳10,0075~9歳18,761
    10~14歳62,53010~14歳65,496
    15~19歳139,94515~19歳109,871
    20~24歳137,34320~24歳100,186
    25~29歳223,46225~29歳157,328
    30~34歳343,15330~34歳229,511
    35~39歳516,75535~39歳318,646
    40~44歳590,42940~44歳449,932
    45~49歳731,30445~49歳534,147
    50~54歳628,80350~54歳436,293
    55~59歳605,98255~59歳454,174
    60~64歳628,90460~64歳452,227
    65~69歳582,94565~69歳431,970
    70~74歳375,89370~74歳192,264
    75~79歳123,53675~79歳51,800
    80~84歳15,75680~84歳6,351
    85~89歳085~89歳1,900
    90歳以上090歳以上0