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クラリスロマイシン錠200mg「タナベ」[ヘリコバクター・ピロリ感染症]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 クラリスロマイシン錠200mg「タナベ」[ヘリコバクター・ピロリ感染症]
主成分 クラリスロマイシン
分類名称 主としてグラム陽性菌、マイコプラズマに作用するもの
剤形 白色の錠剤、直径8.7mm、厚さ5.4mm
商品画像
製薬会社 ニプロESファーマ株式会社
効能 マクロライド系の抗生物質で、細菌などのタンパク合成を阻害して増殖を抑えることにより、抗菌作用を示します。
通常、胃・十二指腸潰瘍などにおけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の除菌目的で使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、腎機能障害、心疾患がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1回1錠〔主成分として200mg(力価)〕、アモキシシリン水和物750mg(力価)およびプロトンポンプ阻害薬の3剤を同時に1日2回、7日間服用します。必要に応じて適宜増量され、1回2錠〔400mg(力価)〕を1日2回の服用が上限とされています。
    なお、プロトンポンプ阻害薬は1回あたりランソプラゾールとして30mg、オメプラゾールとして20mg、ラベプラゾールナトリウムとして10mg、エソメプラゾールとして20mg、またはボノプラザンとして20mgのいずれか1剤が選択されます。
    必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、腹痛、下痢、発疹、かゆみ、吐き気、嘔吐、味覚異常、幻覚、失見当識(場所、時間、名前などが判らない)、意識障害、せん妄、躁病(上機嫌、興奮しやすい、活動的になる)、振戦(手足のふるえ)、しびれ(感)、耳鳴、聴力低下、嗅覚異常、口腔内びらん、歯牙変色、筋肉痛、カンジダ症(外性器などに発疹ができただれてかゆい、口内炎、飲み込んだり食べたりしにくくなる)、動悸、貧血、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、けいれん、全身のかゆみを伴った発赤 [ショック、アナフィラキシー]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や結膜などが黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全]
  • 全身けん怠感、頭痛、鼻血・歯ぐきの出血 [血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症]
  • 皮膚の赤い発疹、水疱、眼球結膜の充血 [中毒性表皮壊死症融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 腹痛、下痢、下血 [偽膜性大腸炎、出血性腸炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてグラム陽性菌、マイコプラズマに作用するもの
    同じ成分の薬を探す クラリスロマイシン
    同じ製薬会社の薬を探す ニプロESファーマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳14,9555~9歳10,746
    10~14歳87,29310~14歳76,695
    15~19歳81,43515~19歳81,573
    20~24歳62,18520~24歳95,548
    25~29歳73,21325~29歳115,168
    30~34歳99,11230~34歳152,525
    35~39歳119,91035~39歳180,700
    40~44歳130,97140~44歳181,031
    45~49歳127,77645~49歳173,050
    50~54歳115,92350~54歳167,963
    55~59歳114,99055~59歳193,500
    60~64歳137,97360~64歳223,528
    65~69歳186,14565~69歳300,319
    70~74歳212,45470~74歳298,575
    75~79歳217,10575~79歳292,307
    80~84歳187,44480~84歳230,215
    85~89歳100,31885~89歳148,634
    90歳以上41,58490歳以上89,193