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アスピリン腸溶錠100mg「トーワ」[川崎病]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アスピリン腸溶錠100mg「トーワ」[川崎病]
主成分 アスピリン
分類名称 その他の血液・体液用薬
剤形 白色の錠剤、直径7.3mm、厚さ3.2mm
商品画像
製薬会社 東和薬品株式会社
効能 プロスタグランジンの合成を阻害して消炎作用を示します。また、シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)阻害により、トロンボキサンA2の合成を阻害して血小板凝集を抑制し、血液が凝固して血管をつまらせるのを防ぎます。
通常、川崎病やその心血管後遺症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化性潰瘍(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)、出血傾向・血液に異常、アスピリン喘息または既往歴、手術や抜歯を予定、水痘やインフルエンザにかかっている。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 急性期有熱期間:1日体重1kgあたり主成分として30~50mgを3回に分けて服用します。
    解熱後の回復期、慢性期
    :1日体重1kgあたり主成分として3~5mgを1回服用します。
    いずれも、症状に応じて適宜増減されます。本剤は1錠中にアスピリン100mgを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 胃障害を軽減するため、主成分が胃で溶けずにゆるやかに腸から吸収される製剤です。特別な指示がないかぎり、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに飲んでください。また、空腹時の服用をさけてください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたとき、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、つぎの通常飲む時間が近いときは飲まないで、つぎの通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、胃腸障害、蕁麻疹、発疹、浮腫、めまい、頭痛、興奮、過呼吸、けん怠感、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、顔・舌・のどの腫れ、蕁麻疹 [ショック、アナフィラキシー]
  • 頭痛、悪心・嘔吐、吐血・下血(黒色便) [消化管、脳などの出血]
  • 皮膚や粘膜のただれ、水疱、発熱 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎]
  • 呼吸困難、喘息(ヒューヒュー音) [喘息発作]
  • 全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振 [肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気をさけて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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