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フラジール内服錠250mg[ヘリコバクター・ピロリ感染症]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 フラジール内服錠250mg[ヘリコバクター・ピロリ感染症]
主成分 メトロニダゾール
分類名称 抗原虫剤
剤形 白色の錠剤、直径10.8mm、厚さ6.0mm
商品画像
製薬会社 塩野義製薬株式会社
効能 ヘリコバクター・ピロリの菌体内でニトロソ化合物に変化し、DNAらせん構造の不安定化を招いて抗菌作用を示します。
通常、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃がんに対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の治療(除菌治療)に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。脳や脊髄の器質的疾患(脳膿瘍を除く)、肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • この薬はアモキシシリン水和物(抗菌薬)およびプロトンポンプインヒビター(胃酸分泌抑制薬)と併用されます。
    アモキシシリン水和物、ランソプラゾールとの併用
    :通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)、ランソプラゾール30mgの3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    アモキシシリン水和物、オメプラゾールとの併用
    :通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)、オメプラゾール20mgの3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    アモキシシリン水和物、ラベプラゾールナトリウムとの併用
    :通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)、ラベプラゾールナトリウム10mgの3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    アモキシシリン水和物、エソメプラゾールとの併用:通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)、エソメプラゾール20mgの3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    アモキシシリン水和物、ボノプラザンとの併用:通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)、アモキシシリン水和物750mg(力価)、ボノプラザン20mgの3剤を同時に1日2回、7日間服用します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。あとは指示どおりの時間に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アルコールにより腹痛、嘔吐、顔面潮紅などの二日酔い症状があらわれることがありますので、この薬を飲んでいる間は飲酒を避けてください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳をしないことが望ましいとされていますので、必ず医師に相談してください。
  • 定期的に肝臓の働きを調べたり、血液検査をすることがあります。その場合には、指定された日時に検査を受けてください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、下痢、吐き気、上腹部痛、黒色便などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 手足のしびれ、痛み、感覚のまひ [末梢神経障害]
  • ふらつき、歩行障害、けいれん、意識障害、幻覚 [中枢神経障害]
  • 発熱、頭痛、吐き気・嘔吐 [無菌性髄膜炎]
  • 発熱、水ぶくれ、眼や口など粘膜のただれ、全身の発赤 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 吐き気、急に激しくおなかが痛む、背中が痛む [急性膵炎]
  • 発熱、のどの痛み、さむけ [白血球減少、好中球減少]
  • 腹痛、下血を伴う下痢、発熱 [出血性大腸炎]
  • 倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]
  • めまい、動悸、気を失う、胸の不快感 [QT延長、心室頻拍(トルサード・ド・ポアントを含む)]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗原虫剤
    同じ成分の薬を探す メトロニダゾール
    同じ製薬会社の薬を探す 塩野義製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳1,2080~4歳0
    5~9歳2,0455~9歳2,428
    10~14歳10,37010~14歳5,654
    15~19歳38,51315~19歳40,578
    20~24歳58,43120~24歳117,024
    25~29歳96,11825~29歳119,864
    30~34歳104,81330~34歳120,277
    35~39歳119,41035~39歳122,972
    40~44歳136,96940~44歳125,838
    45~49歳127,74145~49歳120,660
    50~54歳123,42150~54歳94,325
    55~59歳98,19955~59歳71,866
    60~64歳87,87360~64歳63,414
    65~69歳96,12665~69歳81,654
    70~74歳92,22770~74歳76,795
    75~79歳69,88975~79歳68,789
    80~84歳51,96280~84歳53,451
    85~89歳24,48085~89歳34,353
    90歳以上13,90890歳以上34,231