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ダラシンカプセル75mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ダラシンカプセル75mg
主成分 クリンダマイシン塩酸塩
分類名称 主としてグラム陽性菌に作用するもの
剤形 橙色不透明/淡橙色不透明のカプセル剤
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 リンコマイシン系抗生物質で、感染症の原因となるグラム陽性球菌(ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌など)に対して殺菌作用を示します。
通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症など広い範囲の感染症の治療に用いられます。真菌やウィルス性の病気には効果がありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。衰弱している、大腸炎などの既往歴がある。アトピー性体質、食道通過障害がある。重症筋無力症である。腎機能障害、肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1回2カプセル〔主成分として150mg(力価)〕を6時間ごとに服用します。重症感染症では1回4カプセル〔300mg(力価)〕を8時間ごとに服用します。通常、小児は1日量として体重1kg当り主成分として15mg(力価)を、重症感染症では20mg(力価)を、いずれも3~4回に分けて服用します。年齢や体重、症状などにより適宜増減されます。本剤は1カプセル中に主成分75mg(力価)を含有しています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 食道に長く留まって崩壊すると食道炎や食道潰瘍を作ることがあるので、多め(コップ1杯程度)の水または牛乳で服用し、寝る直前の服用は避け、服用後30分は横にならないでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬により、まれに発熱、腹痛、白血球増多、粘液・血液便を伴う激症下痢を主な症状とする重篤な大腸炎である偽膜性大腸炎があらわれることがあります。使用している間または使用後2~3週間までに腹痛、頻回な下痢があらわれた場合には、ただちに使用を中止し、医師に連絡してください。
  • 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、好酸球増多、白血球減少、顆粒球減少があらわれることがありますので、血液検査などが行われます。
  • 肝機能障害、黄疸などがあらわれることがありますので、定期的に肝機能検査が行われます。
  • 急性腎障害、窒素血症、乏尿、蛋白尿などがあらわれることがありますので、定期的に腎機能検査が行われます。
  • 副作用 主な副作用として、かゆみ、発疹、むくみ、口内炎、カンジダ症(外性器や口内のただれ・かゆみ)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、潮紅、じんま疹 [ショック、アナフィラキシー]
  • 腹痛、粘液・血液便を伴う頻回の下痢、発熱 [偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎]
  • 高熱、皮膚の発疹・水疱・はがれ、口内炎 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎]
  • 発熱、発疹、リンパ節腫脹 [薬剤性過敏症症候群]
  • めまい・耳鳴り、発熱・のどの痛み、鼻血・歯ぐきの出血 [汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてグラム陽性菌に作用するもの
    同じ成分の薬を探す クリンダマイシン塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳4,9705~9歳2,722
    10~14歳6,69710~14歳7,230
    15~19歳10,84715~19歳16,289
    20~24歳7,97320~24歳13,899
    25~29歳5,92325~29歳13,036
    30~34歳6,38830~34歳8,370
    35~39歳4,56735~39歳5,556
    40~44歳5,86440~44歳6,763
    45~49歳5,13145~49歳5,409
    50~54歳5,51050~54歳4,430
    55~59歳3,92055~59歳3,631
    60~64歳2,96060~64歳3,031
    65~69歳7,92665~69歳8,530
    70~74歳7,87370~74歳4,096
    75~79歳6,00675~79歳2,856
    80~84歳7,00080~84歳2,812
    85~89歳1,71685~89歳1,638
    90歳以上090歳以上1,648