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コンサータ錠27mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 コンサータ錠27mg
主成分 メチルフェニデート塩酸塩
分類名称 精神神経用剤
剤形 灰色の錠剤、直径5.3mm、長さ12.2mm
商品画像
製薬会社 ヤンセン ファーマ株式会社
効能 脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)を増加させ、神経機能を活性化し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。
通常、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。過度の不安・緊張・興奮性、閉塞隅角緑内障、甲状腺機能亢進、不整頻拍、狭心症、運動性チック、Tourette症候群(既往歴や家族歴を含む)、うつ病、褐色細胞腫がある。てんかん(既往歴を含む)、高血圧、心不全、心筋梗塞、脳血管障害、精神系疾患(統合失調症、精神病性障害、双極性障害)、薬物依存・アルコール中毒の既往歴、心臓に構造的異常、消化管狭窄、などがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 18歳未満の患者さん:通常、主成分として初回18mgを1日1回朝に服用することから開始し、維持量は1回18~45mgを1日1回朝に服用します。増量される場合は1週間以上の間隔をあけて1日9mgまたは18mgずつ増量されます。症状により適宜増減されますが、1日54mgを超えません。
    18歳以上の患者さん:通常、主成分として初回18mgを1日1回朝に服用します。増量される場合は1週間以上の間隔をあけて1日9mgまたは18mgずつ増量されます。症状により適宜増減されますが、1日72mgを超えません。
    本剤は1錠中に主成分27mgを含有します。いずれの場合も、原則として午後の服用を避けてください。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 徐放性製剤ですので、割ったり、噛み砕いたり、溶かしたりせずに、水で服用してください。
  • 飲み忘れた場合は気づいた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、午後の場合は、原則として服用を避けてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 長期間使用する場合は、定期的に血液検査が行われることがあります。
  • めまい、眠気や視覚障害などが起こることがありますので、自動車の運転や機械の操作は避けてください。
  • 便の中にこの薬の外側の殻が排泄されますが、正常な事であり心配することはありません。
  • 薬の副作用が強まることがありますので、アルコールを含む飲食物はなるべく避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、食欲減退、不眠症、体重減少、頭痛、腹痛、悪心、チック、発熱、睡眠障害、動悸、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、広範囲の皮膚潮紅、強いかゆみ [剥脱性皮膚炎]
  • 冷汗、胸の圧迫感・狭さく感・痛み [狭心症]
  • 強度の筋肉のこわばり、急激な発熱、飲み込みにくい [悪性症候群]
  • 手足の片側の麻痺、言語障害、一時的な意識障害 [脳血管障害(血管炎、脳梗塞、脳出血、脳卒中)]
  • 食欲不振、全身倦怠感、嘔吐、黄疸 [肝不全、肝機能障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。絶対に他の人に譲ったりしないでください。
  • 薬が残った場合、保管しないで、受け取った薬局または処方された医療機関へ返却してください。
  • この薬を海外に持ち出す場合もしくは海外から持ち込む場合には、その総量によっては「処方せんの写し」または「医師の証明書」が必要です。詳細は医師または薬剤師にご相談ください。
  • 同じ薬効の薬を探す 精神神経用剤
    同じ成分の薬を探す メチルフェニデート塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す ヤンセン ファーマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳1,312,1315~9歳173,848
    10~14歳3,923,87010~14歳603,182
    15~19歳2,012,67215~19歳510,820
    20~24歳676,52020~24歳370,443
    25~29歳572,78225~29歳365,544
    30~34歳451,94030~34歳321,182
    35~39歳358,75235~39歳282,365
    40~44歳315,65540~44歳295,899
    45~49歳255,13745~49歳244,406
    50~54歳163,79950~54歳149,001
    55~59歳68,59455~59歳74,712
    60~64歳26,33060~64歳27,065
    65~69歳6,82165~69歳12,609
    70~74歳4,17670~74歳7,568
    75~79歳2,01575~79歳3,660
    80~84歳080~84歳1,618
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0