お薬検索

ベネット錠17.5mg[骨ページェット病]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ベネット錠17.5mg[骨ページェット病]
主成分 リセドロン酸ナトリウム水和物
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 淡紅色の楕円形の錠剤、長径8.1mm、短径4.6mm、厚さ3.4mm
商品画像
製薬会社 武田薬品工業株式会社
効能 骨の組織を壊す細胞(破骨細胞)に作用し、骨吸収を抑制することによって、亢進した骨代謝回転を抑制します。
通常、骨粗鬆症の治療に用いられますが、骨ページェット病の治療にも用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。食道通過障害、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道炎、低カルシウム血症、腎障害がある。服用時に30分以上立位または座位を保てない。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1回1錠(リセドロン酸ナトリウムとして17.5mg)を1日1回起床時に十分量(約180mL)の水またはぬるま湯とともに、噛まずになめずに8週間服用します。服用後30分間は横にならないでください。また、服用後30分間は水以外の飲食はせず、他の薬も飲まないでください。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 水以外の飲み物(カルシウムやマグネシウムなどを多く含むミネラルウォーター、牛乳、コーヒー、ジュースを含む)や食物、他の薬などと一緒に飲まないでください。
  • 飲み忘れた場合は、その日にまだ何も食べたり飲んだりしていなければ、気が付いたときに1回分を飲んでください。すでに何かを食べたり飲んだりしていた場合は、飲まないでおき、翌日からまた飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 食事などから十分なカルシウムを摂取してください。
  • ビスフォスフォネート系薬剤による治療を受けている人に、あごの骨の壊死、あごの骨の骨隨炎が起こることがあります。この副作用の多くが、抜歯などの歯の治療に関連してあらわれているので、次の点について医師、薬剤師などから十分説明を受けてください。
    -医師と相談の上、必要に応じてこの薬を使い始める前に歯科検査を受け、できるだけ抜歯などの治療を済ませてください。
    -服用中は、ブラッシングなどで口腔内を清潔に保ってください。
    -服用中は、定期的に歯科検査をうけてください。
    -服用中に歯科を受診する際には、この薬を服用していることを歯科医師に伝えてください。
    -服用中は、抜歯などの治療をできるだけ避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、胃の不快感、便秘、上腹部痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 胸痛・腹痛、のみ込みにくい、胸やけ、吐き気・嘔吐、黒色の便 [上部消化管障害(食道穿孔、食道狭窄、食道潰瘍、胃潰瘍、食道炎、十二指腸潰瘍など)]
  • 皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振 [肝機能障害、黄疸]
  • あごの痛みや腫れ、あごのしびれ感、歯のゆるみ [顎骨壊死、顎骨骨髄炎]
  • 耳のかゆみ・熱っぽさ・違和感、耳だれ、耳の痛み [外耳道骨壊死]
  • 太ももや足の付け根の痛み、前腕の痛み [大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部などの非定型骨折]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機
    関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 他に分類されない代謝性医薬品
    同じ成分の薬を探す リセドロン酸ナトリウム水和物
    同じ製薬会社の薬を探す 武田薬品工業株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳1,695
    25~29歳1,02725~29歳1,887
    30~34歳1,75130~34歳3,299
    35~39歳2,03135~39歳6,054
    40~44歳3,44540~44歳11,754
    45~49歳5,66745~49歳16,145
    50~54歳6,72850~54歳24,975
    55~59歳6,70855~59歳45,282
    60~64歳10,40960~64歳96,647
    65~69歳23,27965~69歳235,500
    70~74歳30,17070~74歳387,045
    75~79歳44,58775~79歳613,539
    80~84歳51,81180~84歳633,463
    85~89歳37,59685~89歳474,741
    90歳以上17,20590歳以上249,255