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ワソラン錠40mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ワソラン錠40mg
主成分 ベラパミル塩酸塩
分類名称 血管拡張剤
剤形 黄緑色の錠剤、直径7.2mm、厚さ4.0mm
商品画像
製薬会社 エーザイ株式会社
効能 細胞外液のカルシウムイオンが細胞内に流入することを阻止するカルシウム拮抗作用により、心臓の興奮伝導を遅らせ、乱れた脈拍(頻脈性の不整脈)を整える他、冠動脈を広げて心臓への血流を増やし、末梢血管を広げて心臓にかかる負担を軽くして心筋虚血に伴う胸痛などの症状を抑えます。
通常、成人では頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)、狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患に、小児では頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。うっ血性心不全、房室ブロック、洞房ブロック、徐脈、低血圧、WPW症候群、LGL症候群、心筋症、弁膜症、高血圧性心疾患、筋ジストロフィー、心房細動・粗動、発作性上室性頻拍、肝不全、腎不全がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍):通常、成人は1回1~2錠(主成分として40~80mg)を1日3回服用しますが、年齢・症状により適宜減量されます。
    狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患
    :通常、成人は1回1~2錠(主成分として40~80mg)を1日3回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
    小児の頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)
    :通常、小児は主成分として1日3~6mg/kg(ただし、1日240mgを超えない)を、1日3回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜減量されます。本剤は1錠中主成分として40mgを含有します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • グレープフルーツジュースはこの薬の作用を強め副作用が起こることがあります。グレープフルーツジュースと同時に、この薬を飲まないでください。
  • この薬の服用中は、定期的に心電図、脈拍、血圧の検査が行われます。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、便秘、頭痛、血圧低下、めまい、吐き気、嘔吐、浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、めまい、意識を失う [心不全、洞停止、房室ブロック、徐脈、意識消失]
  • 発熱、広範囲の平らな赤い発疹、目の充血、口内炎 [皮膚粘膜眼症候群、多形滲出性紅斑、乾癬型皮疹]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 血管拡張剤
    同じ成分の薬を探す ベラパミル塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す エーザイ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳1,3540~4歳4,177
    5~9歳9,5895~9歳4,985
    10~14歳29,78710~14歳20,245
    15~19歳30,72515~19歳34,155
    20~24歳51,90720~24歳42,972
    25~29歳98,08925~29歳77,266
    30~34歳145,04430~34歳112,622
    35~39歳255,69735~39歳213,340
    40~44歳424,34640~44歳398,804
    45~49歳716,32245~49歳634,525
    50~54歳996,66750~54歳875,579
    55~59歳1,538,25155~59歳1,185,393
    60~64歳2,329,49560~64歳1,867,689
    65~69歳4,368,36665~69歳3,860,319
    70~74歳5,785,07470~74歳6,196,987
    75~79歳7,045,57775~79歳9,038,152
    80~84歳6,822,14080~84歳10,968,701
    85~89歳4,502,77585~89歳10,034,908
    90歳以上1,985,43090歳以上6,766,895