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リファンピシンカプセル150mg「サンド」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 リファンピシンカプセル150mg「サンド」
主成分 リファンピシン
分類名称 主として抗酸菌に作用するもの
剤形 赤色不透明/だいだい色不透明のカプセル剤、長径15.9mm、短径5.56mm
商品画像
製薬会社 サンド株式会社
効能 抗生物質で、細菌のRNA合成を阻害することにより、結核菌や非結核性抗酸菌、ハンセン病の原因菌に対して殺菌作用を示し、細菌の増殖を抑えます。
通常、肺結核およびその他の結核症、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症、ハンセン病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、胆道閉塞症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 肺結核症・その他の結核症:通常、成人は1回3カプセル〔主成分として450mg(力価)〕を1日1回毎日服用しますが、感性併用剤がある場合は週2回の服用になることもあります。年齢・症状により適宜増減され、他剤と併用することが望ましいとされています。
    MAC症を含む非結核性抗酸菌症:通常、成人は1回3カプセル〔主成分として450mg(力価)〕を1日1回毎日服用します。年齢・症状・体重により適宜増減されますが、1日最大量は4カプセル〔600mg(力価)〕を超えません。
    ハンセン病:通常、成人は1回4カプセル〔主成分として600mg(力価)〕を1ヵ月に1~2回、または1回3カプセル〔450mg(力価)〕を1日1回毎日服用します。年齢・症状により適宜増減され、他剤と併用されます。
    いずれの疾患の場合も、原則として朝食前の空腹時に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が8時間以内の場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。不規則な服用や飲み忘れは、治療を長びかせたり、アレルギー性の副作用を起こす原因にもなります。
  • 生活上の注意
  • 服用中は尿、便、唾液、痰、汗、涙などが橙赤色になることがあります。ソフトコンタクトレンズに色がつくこともあり、洗浄液でもとれませんので注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、食欲不振、吐き気、嘔吐、胃痛、下痢、発疹、蕁麻疹、発熱などのかぜ様症候群、頭痛、手指のこわばり、黄疸、出血傾向などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 食欲不振、全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎などの重篤な肝障害]
  • 発熱、悪寒・戦慄、呼吸困難 [ショック、アナフィラキシー]
  • 顔や手足のむくみ、尿量減少、呼吸困難 [腎不全、間質性腎炎、ネフローゼ症候群]
  • 悪寒・発熱、出血傾向、のど・頭・筋肉の痛み [溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少]
  • 腹痛、頻回の水様性下痢、発熱 [偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎]
  • 発熱、紅斑、水疱 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、扁平苔癬型皮疹、天疱瘡様および類天疱瘡様皮疹、紅皮症(剥脱性皮膚炎)]
  • 発熱、呼吸困難、から咳 [間質性肺炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主として抗酸菌に作用するもの
    同じ成分の薬を探す リファンピシン
    同じ製薬会社の薬を探す サンド株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳2,2060~4歳1,736
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳4,95310~14歳1,342
    15~19歳38,27915~19歳30,923
    20~24歳154,59620~24歳107,730
    25~29歳177,48025~29歳120,977
    30~34歳126,17430~34歳104,251
    35~39歳151,61135~39歳125,814
    40~44歳182,68540~44歳246,388
    45~49歳251,84345~49歳476,976
    50~54歳294,35150~54歳703,954
    55~59歳402,23955~59歳1,158,156
    60~64歳598,08860~64歳1,766,421
    65~69歳1,101,24665~69歳2,723,289
    70~74歳1,207,88970~74歳2,843,138
    75~79歳1,316,97975~79歳2,757,376
    80~84歳948,47280~84歳1,650,273
    85~89歳528,63485~89歳879,388
    90歳以上214,29790歳以上338,586