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メシル酸ペルゴリド錠50μg「アメル」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 メシル酸ペルゴリド錠50μg「アメル」
主成分 ペルゴリドメシル酸塩
分類名称 抗パーキンソン剤
剤形 うすい黄色の錠剤、短径約6.3mm、長径約11.6mm、厚さ約4.0mm
商品画像
製薬会社 共和薬品工業株式会社
効能 脳内の神経伝達物質(ドパミン)を受け止める受容体(D1,D2)を刺激して、手のふるえ、筋肉のこわばりや動作が遅くなるなどの症状を改善します。
通常、パーキンソン病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心エコー検査により心臓弁膜の病変があると診断された、またはその既往がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(ペルゴリドとして50μg)を1日1回夕食直後から2日間服用します。以後、2~3日ごとに1日1錠(50μg)ずつ増量され、第1週末には1日3錠(150μg)を服用します。第2週目は1日6錠(300μg)から開始され、2~3日ごとに1日3錠(150μg)ずつ増量され、第2週末には1日12錠(600μg)を服用します。1日2錠(100μg)では朝夕の食直後に、1日3錠(150μg)以上では毎食直後に分けて服用します。第3週目は1日15錠(750μg)から開始され、以後、有効性や安全性を考慮して徐々に増量され、維持量〔標準1日15~25錠(750~1,250μg)〕が定められます。服用量の増量速度は症状、年齢により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 前兆のない突発的睡眠、傾眠(睡眠に近い状態)が現れることがありますので、自動車の運転、高所での作業、危険を伴う作業には従事しないでください。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、胃部不快感・胸やけ、食欲不振、嘔吐、ジスキネジア(手足・体が無意識に動く)、めまい・ふらつき、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、筋肉のこわばり、手足の震え [悪性症候群]
  • 呼吸が苦しくなる、発熱、から咳 [間質性肺炎]
  • 胸の痛み、息切れ、呼吸が苦しくなる [胸膜炎、胸水、胸膜線維症、肺線維症、心膜炎、心膜滲出液、心臓弁膜症]
  • 嘔吐、便やガスが出ない、激しい下腹部痛 [腸閉塞]
  • 体がだるい、食欲がない、白目や皮膚が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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