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トラクリア錠62.5mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 トラクリア錠62.5mg
主成分 ボセンタン水和物
分類名称 その他の循環器官用薬
剤形 橙白色の錠剤、直径約6.1mm、厚さ約3.1mm
商品画像
製薬会社 ヤンセン ファーマ株式会社
効能 動脈を収縮させるエンドセリンという物質の働きを抑えることにより、肺動脈の血圧を下げたり、手指の血管障害を改善したりします。
通常、肺動脈性肺高血圧症の治療や、強皮症における手指潰瘍の発症を抑制するために用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、低血圧、左心室機能不全がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は服用開始から4週間は1回1錠(ボセンタンとして62.5mg)を1日2回朝夕食後に服用します。5週目からは1回2錠(125mg)を1日2回朝夕食後に服用します。症状・忍容性などにより適宜増減されます。1日の最大服用量は4錠(250mg)です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は決して2回分を一度に飲まないでください。気がついた時すぐに1回分飲んでください。ただし、次の服用時間が間近の場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。
  • 誤って多く飲んだ場合、重度の血圧の低下が起こる可能性があります。異常を感じたら医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 服薬中は経口避妊薬の効果が低下する可能性がありますので、経口避妊薬単独での避妊を避け、別の避妊法を併用してください。妊娠する可能性のある女性は服用前・服用中は毎月妊娠検査を必ず受けてください。
  • この薬は肝臓の機能を損なうことがありますので、服用前および服用中も毎月1回は肝機能の検査が行われます。服用開始後3ヵ月間は2週間に1度の検査が望ましいとされています。受診日を守ってください。
  • この薬は貧血や血小板減少を起こすことがありますので、服用前と服用開始後4ヵ月間は毎月、その後は3ヵ月に1回、血液検査を受けてください。
  • 心臓に病気のある人で急に体重が増えた場合は、心不全の可能性がありますので、医師または薬剤師に相談してください。
  • グレープフルーツジュース、セイヨウオトギリソウを含有する食品はこの薬の効果に影響しますので、控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、頭痛、肝機能異常、倦怠感、筋痛、背部痛、めまい、鼻出血、潮紅、ほてり、末梢性浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 倦怠感、食欲不振、嘔吐 [重篤な肝機能障害]
  • めまい、出血しやすい、のどが痛い [汎血球減少、白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血]
  • 急激な体重増加、息切れ、動悸 [心不全、うっ血性心不全]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、室温(1~30℃)で、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の循環器官用薬
    同じ成分の薬を探す ボセンタン水和物
    同じ製薬会社の薬を探す ヤンセン ファーマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳4,3880~4歳5,074
    5~9歳13,4265~9歳13,362
    10~14歳18,29410~14歳19,371
    15~19歳18,83815~19歳26,651
    20~24歳16,01720~24歳29,772
    25~29歳8,37225~29歳33,785
    30~34歳20,82630~34歳55,011
    35~39歳30,41435~39歳100,598
    40~44歳32,03240~44歳106,528
    45~49歳36,85945~49歳187,111
    50~54歳40,09850~54歳191,249
    55~59歳31,86455~59歳209,616
    60~64歳40,28660~64歳203,381
    65~69歳61,64465~69歳265,835
    70~74歳55,46870~74歳222,795
    75~79歳40,99775~79歳220,758
    80~84歳35,38280~84歳159,727
    85~89歳12,48485~89歳71,316
    90歳以上1,72490歳以上15,783