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メファキン「ヒサミツ」錠275

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 メファキン「ヒサミツ」錠275
主成分 メフロキン塩酸塩
分類名称 抗原虫剤
剤形 十字割線のある白色の錠剤、直径約12mm
商品画像
製薬会社 久光製薬株式会社
効能 マラリア原虫がヒトの赤血球中のヘモグロビンを取り込んで栄養とするのを妨げることにより、抗原虫作用を示します。
通常、マラリアの治療と予防に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。てんかん・精神疾患やその既往歴、腎障害、肝障害、心臓の伝導障害がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常治療:通常、成人は体重に応じて3錠(主成分として825mg)~4錠(1,100mg)を2回に分けて服用します。〔体重30~45kg未満では初回2錠(550mg)、6~8時間後に1錠(275mg)。45kg以上では初回2錠(550mg)、6~8時間後に2錠(550mg)〕。
    感染地(本剤耐性のマラリア流行地域)での治療:通常、成人は体重に応じて4錠(主成分として1,100mg)~6錠(1,650mg)2~3回に分けて服用します。〔体重30~45kg未満では初回3錠(825mg)、6~8時間後に1錠(275mg)。45kg以上60kg未満では初回3錠(825mg)、6~8時間後に2錠(550mg)。60kg以上では初回3錠(825mg)、6~8時間後に2錠(550mg)、さらに6~8時間後に1錠(275mg)〕。
    予防
    :通常、成人は体重に応じ1回3/4~1錠(主成分として206.25~275mg)〔体重30~45kg未満では3/4錠(206.25mg)、45kg以上では1錠(275mg)〕を、マラリア流行地域到着1週間前から服用を開始し、毎週1回(同じ曜日に)服用し、流行地域を離れた後も4週間服用します。なお、流行地域での滞在が短い場合であっても、同様に流行地域を離れた後4週間は服用します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 空腹時を避けて服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点ですぐに1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • めまい、平衡感覚障害、精神神経障害が起こることがありますので、服用後4週間は自動車の運転や機械の操作や、ジェットコースターなどの動きの激しい乗り物への乗車は避けてください。
  • アルコール(飲酒)は薬の中枢毒性を強め、急性アルコール精神病が起こることがありますので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、めまい、頭痛、ふらつき、吐き気、嘔吐、腹部膨満、胃部不快感、下痢、蕁麻疹、倦怠感、不眠症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 紅斑(皮膚が赤くなる)、目の充血、発熱 [スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死症]
  • 意識障害、根拠のない思い込み、存在しない物が見えたり聞こえたりする [錯乱、幻覚、妄想、脳症]
  • 徐脈、めまい、けいれん [心ブロック]
  • 息苦しい、発熱、咳・たん [肺炎、呼吸困難]
  • 食欲不振、全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗原虫剤
    同じ成分の薬を探す メフロキン塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 久光製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳055~59歳0
    60~64歳060~64歳0
    65~69歳065~69歳0
    70~74歳070~74歳0
    75~79歳075~79歳0
    80~84歳080~84歳0
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0