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スピリーバ吸入用カプセル18μg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 スピリーバ吸入用カプセル18μg
主成分 チオトロピウム臭化物水和物
分類名称 気管支拡張剤
剤形 明るい緑色の不透明のカプセル剤、直径約6mm、長さ約16mm
商品画像
製薬会社 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
効能 ムスカリン受容体拮抗薬で、気管支収縮を抑え、気管支を広げて、呼吸を楽にし、息切れなどを起こりにくくします。
通常、慢性気管支炎、肺気腫などに基づく気道閉塞性障害の症状を和らげることに用いられます。毎日規則正しく吸入する薬で、急な症状の悪化を速やかに鎮める薬ではありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。閉塞隅角緑内障、前立腺肥大症などによる排尿障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1カプセル(チオトロピウムとして18μg)を1日1回、本剤専用の吸入器具(ハンディヘラー)を用いて吸入します。必ず指示された吸入方法に従ってください。
  • 吸入の直前に1カプセルだけブリスター(アルミシート)から取り出すようにしてください。ブリスター(アルミシート)はミシン目以外の場所で切り離さないでください。
  • 吸入用のカプセルなので、「カプセルのままで服用しないでください」。
  • 眼に入らないように注意してください。眼に入った場合、水で十分洗眼してください。万一、結膜の充血や角膜の浮腫に伴う赤眼、眼痛などが現れた場合には、できるだけ早く眼科医に受診してください。
  • 吸入を忘れた場合は、気がついた時点で吸入できるようでしたら、できるだけ早く吸入してください。しかし、吸入用器具や吸入薬を持ち合わせていない場合や、次に吸入する時間が近い場合には、1回分を飛ばして、次の分から通常の吸入のしかたに戻してください。ただし、吸入を忘れている間に症状が変化した場合は医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に使用しないでください。
  • 誤って多く吸入した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で吸入を止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、口渇、のど刺激感、咳、発疹、めまい、便秘、消化不良などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 起坐呼吸(横になるより座っている時に呼吸が楽になる)、動悸、胸の痛み [心不全、心房細動、期外収縮]
  • 腹部膨満感、吐き気・嘔吐、便秘 [イレウス]
  • 視力低下、眼痛、頭痛、眼の充血 [閉塞隅角緑内障]
  • 咽頭浮腫、じんましん、血管浮腫、呼吸困難 [アナフィラキシー]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて、25℃以下で冷凍を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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