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アスピリン「ケンエー」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アスピリン「ケンエー」
主成分 アスピリン
分類名称 解熱鎮痛消炎剤
剤形 白色の散剤
商品画像
製薬会社 健栄製薬株式会社
効能 視床下部の体温調節中枢に作用して、解熱作用をあらわします。また、発痛物質(プロスタグランジン)の活性を抑制したり生合成を抑制したりして、鎮痛・抗炎症作用をあらわします。
通常、関節リウマチや頭痛などの鎮痛、急性上気道炎の解熱・鎮痛、川崎病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化性潰瘍、血液異常、肝障害、腎障害、心機能不全、アスピリン喘息またはその既往、出血傾向、15歳未満で水痘・インフルエンザの罹患がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 関節リウマチ、頭痛など各種の痛み:通常、1回0.5~1.5g、1日1.0~4.5gを服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、最高量は1回1.5gまで、1日4.5gまでです。
  • 急性上気道炎:通常、成人は1回0.5~1.5gを頓用します。年齢・症状により適宜増減されますが、原則として1日2回まで、1日最大4.5gが限度です。空腹時の服用は避けてください。
  • 川崎病:急性期有熱期間は、1日体重1kgあたり30~50mgを3回に分けて服用します。解熱後の回復期から慢性期は、1日体重1kgあたり3~5mgを1回服用します。症状より適宜増減されます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に飲んでください。ただし、次の服用が近い場合は忘れた分は飲まないでおき、絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アルコール(飲酒)は消化管出血など薬の副作用を強めることがありますので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、胃腸障害、蕁麻疹、発疹、浮腫、鼻炎様症状、めまい、頭痛、興奮、過呼吸、倦怠感、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、全身潮紅(ほてり)、じんま疹 [ショック、アナフィラキシー]
  • 頭痛、吐き気・嘔吐、血便 [脳、消化管などの出血]
  • 発熱、皮膚の赤い発疹、眼の充血 [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、剥脱性皮膚炎]
  • 息苦しさ、喘鳴(ヒューヒュー音) [喘息発作の誘発]
  • 下血や吐血、黒色便や血便、みぞおちの痛みや圧痛 [消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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