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チガソンカプセル25

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 チガソンカプセル25
主成分 エトレチナート
分類名称 ビタミンA及びD剤
剤形 淡赤褐色/淡赤褐色のカプセル剤、長径約17.6mm
商品画像
製薬会社 太陽ファルマ株式会社
効能 皮膚や口腔粘膜の異常に固くなった部分(角化)をはがし易くし、正常な表皮や粘膜を再形成します。
通常、重症の乾癬や魚鱗癬などの治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、ビタミンA過剰症、糖尿病、肥満、アルコール中毒、脂質代謝異常など高中性脂肪血症の素因がある。
  • 妊娠中、妊娠の可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は寛解導入に主成分として1日40~50mgを2~3回に分けて2~4週間服用します。1日最高用量は75mgまでです。その後、症状に応じて寛解維持に1日10~30mgを1~3回に分けて服用します。
    幼・小児は寛解導入に1日体重1kgあたり1.0mgを1~3回に分けて2~4週間服用します。その後、症状に応じて寛解維持に1日体重1kgあたり0.6~0.8mgを1~3回に分けて服用します。
    いずれも、年齢・体重・症状により適宜増減されます。本剤は1カプセル中に主成分25mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 多量の牛乳や脂肪分の多い食事と一緒に飲むことは避けてください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合には1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬には催奇形性(胎児に奇形が生じる可能性)があり、また副作用の発現度が高いので、副作用について、患者さんは十分に理解できるまで説明を受けてください。
  • この薬の使用に際しては、以下の注意事項について十分理解できるまで説明を受けたうえで、同意した場合には、同意書に署名してください。
  • 妊娠する可能性のある人は、次の月経(生理)が始まってから2、3日後まで、この薬を飲み始めることはできません。また、この薬を使用する前2週間以内に妊娠検査が行われることがあります。
  • 妊娠する可能性のある人は、この薬を使用している間および使用を中止してから少なくとも2年間は必ず避妊してください。
  • 男性は、この薬を使用している間および使用を中止してから少なくとも6ヵ月間は必ず避妊してください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を避けてください。
  • この薬を使用している間および使用を中止してから少なくとも2年間は献血はできません。
  • 関節の痛みや骨の痛みがあらわれたら、すぐに医師に連絡してください。また、この薬を長期間使用する場合には、X線検査などが行われることがあります。
  • この薬により肝障害がおこることがあります。副作用の早期発見のために使用前、使用開始1ヵ月後および使用している間は3ヵ月ごとに検査が行われますので受診日を守ってください。
  • 高中性脂肪血症の人は、脂質代謝障害をおこしやすいので血中トリグリセライドの検査が行われます。
  • この薬により脱毛、口唇炎、落屑(表皮がはがれ落ちる)がおこることがあります。
  • 副作用 主な副作用として、口唇炎、落屑(フケ状のはがれ)、口内乾燥、皮膚が薄くなる、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 関節の痛み、痛みのある赤い肌、全身の赤い斑点と破れやすい水疱、だるい [中毒性表皮壊死症]
  • 発疹やみずぶくれができる、関節の痛み、発熱 [多形紅斑]
  • 血管の痛み、皮下出血によるあざ、はれ [血管炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 光の当たらないところで湿気を避けて、子どもの手の届かないところに室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す ビタミンA及びD剤
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    同じ製薬会社の薬を探す 太陽ファルマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳1,02735~39歳0
    40~44歳4,99240~44歳0
    45~49歳3,23045~49歳1,594
    50~54歳5,50650~54歳1,226
    55~59歳5,07955~59歳0
    60~64歳6,75760~64歳3,327
    65~69歳6,90065~69歳1,872
    70~74歳4,63470~74歳1,071
    75~79歳2,64275~79歳0
    80~84歳2,38680~84歳0
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0