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セルシン散1%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 セルシン散1%
主成分 ジアゼパム
分類名称 催眠鎮静剤、抗不安剤
剤形 白色の散剤
商品画像
製薬会社 武田テバ薬品株式会社
効能 不安や緊張などをしずめたり、筋痙攣の症状を改善するベンゾジアゼピン系の薬です。
通常、不安・緊張・抑うつなどの治療、筋痙攣、麻酔の前などに用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある、緑内障、筋無力症、心臓疾患、肝障害、腎障害、脳に障害がある、衰弱している、呼吸器疾患
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 不安・緊張・抑うつなど:通常、成人は1回0.2~0.5g(主成分として2~5mg)を1日2~4回服用します。ただし、外来受診の場合、1日最高量は1.5g(15mg)です。小児は1日3歳以下では0.1~0.5g(1~5mg)、4~12歳では0.2~1g(2~10mg)をそれぞれ1~3回に分けて服用します。
    筋痙攣:通常、成人は1回0.2~1g(主成分として2~10mg)を1日3~4回服用します。
    麻酔前投薬:通常、成人は1回0.5~1g(主成分として5~10mg)を就寝前または手術前に服用します。
    いずれの場合も治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が4時間以内の場合は、飲まないでおき、次に飲む時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気・注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、車の運転など危険をともなう機械の操作などは避けてください。
  • 飲酒により作用が強くあらわれることがありますので、服用中の飲酒はひかえてください。
  • 副作用 主な副作用として、眠気、ふらつき、めまい、歩行失調、頭痛、失禁、言語障害、ふるえ、頻脈、血圧低下、吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘、口渇、発疹、倦怠感、脱力感、浮腫、黄疸などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • けいれん・ふるえが起こる、不眠・不安になる、幻覚・妄想が起こる [大量連用による薬物依存、離脱症状]
  • 興奮する、錯乱する [刺激興奮、錯乱]
  • 息苦しい [呼吸抑制]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    同じ成分の薬を探す ジアゼパム
    同じ製薬会社の薬を探す 武田テバ薬品株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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